お風呂場の落ちにくい汚れはクエン酸や重曹でピカピカに！

水のコラム

2021年04月10日水まわりの掃除

お風呂場の汚れをきれいに落とすには？

お風呂場は、身体の汚れを落とし、一日の疲れを癒す場所です。
カビ、ヌメリ、水垢などが発生してしまうと、お風呂に入るが嫌になってしまうことでしょう。

お風呂場は、カビやヌメリがすぐに増殖しやすい場所なので、しっかりと掃除しておきたいところです。
今回は、お風呂場をきれいに掃除するポイントについてご紹介します。

カビやヌメリが発生する原因

お風呂場でカビやヌメリなどが発生してしまう原因は、以下の3点です。

・水分
・湿度
・栄養

カビやヌメリは、水気が多くて、湿度が高い場所を好む性質があります。
また、カビやヌメリは、石鹼カスや皮脂汚れなどを栄養源として、どんどん増えていくという特徴もあります。
お湯を大量に使うお風呂場は、この3つの条件がそろっているため、カビやヌメリにとっては、非常に好ましい環境となっているのです。

カビやヌメリを防ぐには換気・乾燥が大事！

カビやヌメリを発生させないためには、お風呂場の水分や皮脂汚れなどを拭き取り、乾燥させておくことがポイントです。
お風呂場を使ったら、すぐに換気扇を回し、窓を開けて換気を行うだけでも、カビやヌメリの発生率をかなり下げられます。
特に、梅雨や秋の時期は、カビの発生率が非常に高くなりますので、換気や掃除をしっかり行っておいたほうがよいでしょう。

何度も発生するしつこい黒カビは塩素系漂白剤で退治！

お風呂場の黒カビは根が深いため、浴槽用スポンジやバスブラシでこすり洗いしただけだと、すぐに生えてしまうことがあります。
黒カビが生えてくるたびに、何度も掃除をするのは手間がかかってしまいますので、塩素系漂白剤を使って根本から退治してしまうとよいでしょう。

塩素系漂白剤を使った掃除のポイント

塩素系漂白剤を使う際のポイントは、乾いた状態で使うことです。
濡れている状態だと、塩素系漂白剤が薄まってしまい、効果が半減してしまう可能性があるので、注意してください。
できれば、塩素系漂白剤を使う前に、ゴミなどの汚れも軽く掃除しておくとよいでしょう。

また、しばらくの間放置することも、塩素系漂白剤を使った掃除の大事なポイントです。
カビの根元まで薬剤が染み込む前に洗い流してしまうと、せっかくの塩素系漂白剤が無駄になってしまいます。
放置時間は、カビの度合いにもよりますが、30分～1時間くらいを目安にしてみてください。
放置している間に、塩素系漂白剤が蒸発してしまうことがあるので、ラップやキッチンペーパーなどを使って上から蓋をしておくとよいでしょう。

水垢はクエン酸できれいに除去

お風呂場の水垢も、黒カビと同様に非常に厄介な汚れです。
力任せにゴシゴシとこすったとしても、簡単には落ちません。
頑固な水垢を簡単に落としたいときには、クエン酸スプレーを使ってみるとよいでしょう。
水垢はアルカリ性なので、酸性のクエン酸をかけて中和させることで、汚れが落ちやすくなるのです。

クエン酸スプレーの作り方と使い方のポイント

クエン酸スプレーは簡単に作れます。
スプレーボトルの中に、コップ1杯程度のお水とクエン酸を加えて、混ぜるだけです。
クエン酸がない場合には、お酢でも代用可能です。

クエン酸スプレーを作ったら、水垢を落としたい部分へ振りかけます。
スプレーの量が少ないと、水垢の汚れが落ちないこともあるので、たっぷりと振りかけておくのがポイントです。

次に、蒸発防止のために、ラップやビニール袋で上から蓋をしておきます。
2時間くらいそのまま放置したら、水で洗い流してください。
水垢の量が多い場合には、放置時間を長めにとっておくとよいでしょう。

落ちにくい皮脂汚れは重曹でスッキリ！

皮脂などの油汚れは、浴槽用の洗剤だけではきれいにならない場合があります。
そんな時には、重曹を使うと汚れをスッキリ落とせます。
重曹はスーパーマーケットなどでも購入できますので、お掃除用にストックしておくと便利です。

重曹を使ったお掃除のポイント

重曹は、粉の状態だと使いにくいので、ペースト状に使うのがコツです。
お皿などに重曹を入れたら、水分を少し垂らして、よく混ぜてペースト状にしてください。
後は、重曹ペーストを浴槽用スポンジやバスブラシへなどにつけて、普通に洗うだけです。
タイルの隙間など細かい部分は使い古した歯ブラシを使うと、汚れが落としやすくなります。