トイレを節水するならお得な節水アイテムを活用しよう

水のコラム

2021年04月10日トイレ

家庭内での水の使用量は風呂に次いで2番目に多いトイレ

コロナ禍の現在、在宅している時間が多くなったことから、電気代、ガス代、水道代が高くなったというご家庭は多いのではないでしょうか。
少しでも水道光熱費を抑えたいという方は、節電や節水を心がけているという方も多いはずです。
気軽にできる節約が節電と節水ですが、節水ってどこをどうやって節水したら良いのかわからない方もいらっしゃるでしょう。

皆さん、家庭内で一番多く水を使っているのはどこでしょう。
恐らく予想通り一般的には湯船にお湯を沸かすお風呂が1番です。
その次に多いのは、実はトイレです。
東京都水道局発表の平成27年度一般家庭水使用目的別実態調査では、「家庭内での水の使われ方」1位が風呂40％、2位がトイレ21％を占めています。
節約と言ってもトイレを我慢するわけにはいきません。
ではどのような節水方法があるのでしょうか。

ペットボトルで節水はタブー

節水効果があるからと水を入れたペットボトルをトイレタンクの中に入れて、水量を調整するという方法が度々雑誌やネットなどで紹介されていることがあります。
たとえば1.5Lのペットボトルであれば1.5L分も節水できることになります。
おばあちゃんの知恵のような画期的な方法のように感じますが、実はこちらの方法はおすすめできません。
反対に修理代がかかって無駄なコストを支払うことになる可能性があります。

ペットボトルを入れていると何らかの要因でペットボトルが傾いてタンク内の給水調整パーツに引っかかるなどして破損する可能性があります。
つまり、節約の意味もなくなってしまうことになるのです。
故障と言う可能性もありますし、鎖が絡まるなどして水がうまく調整されずに、タンクの底にあるフロートバルブがずれてしまって常に水が漏れだすようなこともありますので、結局いつも以上の無駄な水を使ってしまう結果になりかねません。
そのため、ペットボトルをタンクに入れるのは必ず避けてください。

節水アイテムに安価な節水リング

節水トイレに買い替えるとメーカーによってオリジナルの水流を開発されることで、従来のトイレと異なって少量の水で排泄物などを流せるのですが、節水の目的だけでトイレを買い替えるのは抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。
そんな方のために気軽にできるのが、通販などで購入できる節水アイテムになります。
節水アイテムの中でも一番安価なアイテムが節水リングと呼ばれるものです。

節水リングは、フロートバルブの上に取り付けるだけで簡単設置できるアイテムです。
おもりのような役割を担うので水を節約できます。
着け方もシンプルでリングの切れ目からフロートバルブに付いている鎖を通し、フロートバルブの上に載せるだけになります。
これだけで30％ほどの節水効果が期待できるというものですから優れものです。
通常は、レバーを回すとしばらく水が給水されてタンク内に一定量水がたまるようになっていますが、リングを使えばレバーを回したら水流は流れますが、レバーを下ろしたらフロートバルブが閉まるので水が流れなくなる仕組みです。

水洗トイレ節水器ロスカット

この他に、もうひとつおすすめの節約アイテムとして水洗トイレ節水器ロスカットと呼ばれるものがあります。
こちらのロスカットもフロートバルブに取り付けることによってフロートバルブが閉まるタイミングを早められる商品です。
こちらの商品も配水量を30％以上カットできると謳われており、トイレの水道代を4人家族で2万円ほど節約できる商品として人気があります。

リングタイプのものと比較するとリングのものは、使い続けていくうちに不具合が出てくるケースがあるのですが、こちらの商品は、半永久的に使えるので長く使いたいという方におすすめです。
大手外食チェーン店やビジネスホテル、有名企業でも導入されている商品でその実力はすばらしいです。
ほぼ買い替えの必要もなく不具合が出るような心配もないので、次のトイレ買い替え時期までは使い続けられるでしょう。

ただし、あまりに水を節約しすぎてもトイレの紙が流れずにつまり、排泄物が流れずに詰まることもあります。
表面上便器から排泄物は見えなくなってもまだ奥まで流れ切っていない可能性もあるので、節水アイテムを使う際はある程度流れるまで調節しながら賢く使いましょう。