水のコラム
トイレの床が水浸し!水漏れはなぜ起きるの?
悪臭や詰まりなど何かとトラブルが多いトイレですが、トイレの床が水漏れでびしょびしょというのは最も避けたい状況でしょう。床を拭いて応急処置で済ませてはいけません。排水が常に流れる状況は雑菌に溢れとても不衛生ですし、僅かな量の水漏れでも1ヶ月分にもなると水道料金は数倍に跳ね上がります。
また、床下に浸透し床材の腐敗や損傷に至ると、大規模な修繕工事も必要になります。まずは止水栓を閉め水の流れを止めてから、落ち着いて原因を把握することが大切です。
水漏れしやすい場所
トイレの水漏れでよく見られるのは、壁と便器の間の給水管の接合部、便器本体、床と便器の間、ウォシュレットなどトイレの外側か、タンクの内部のいずれかです。
①トイレの外側をチェックしましょう
まず、給水管の接合部や止水栓の周りからぽたぽたと水が漏れている場合、ナットの緩みや内部のゴム製パッキンの劣化が原因であることがほとんどです。
まずナットを外し、パッキンの様子を見てみましょう。パッキンの耐用年数は10年と言われています。経年劣化によるひび割れや硬化が目立つようなら、新しいものに交換してください。パッキンはホームセンターやネットショップで容易に購入できます。ナットはレンチで締め直せば解決です。
給水管に問題がなければ便器本体を見てみましょう。ひび割れなどはありませんか?便器に使用される陶器はとても丈夫で経年の劣化を受けることもなく通常の使用方法ではめったに損傷することはありませんが、重い荷物を置いたり荷物を取るために踏み台にして体重をかけたり、熱湯を注ぐなど外的な圧力が与えられると稀に亀裂が入ることがあります。
ひび割れがあるようなら、水回りの補修用のテープやパテで応急処置をしましょう。しかし、あくまで一時的な対応で、亀裂を放置するとどんどんと大きくなり、新たなトラブルを誘発する危険があるのです。なるべく早く水道修理業者やメーカーに依頼し、便器本体の交換をしてください。
便器と床の間からじわじわと床が漏れている場合、排水管の劣化かトイレの設置不良が原因と考えられます。床下の排水管に何らかの原因で損傷があり、その亀裂から水がしみ出ている場合、処理は水道修理業者に依頼するほかありません。
新築やリフォームしたばかりの水漏れでしたら、施工の際のミスで排水管と便器がうまく接続できていない可能性があります。施工を依頼した業者に連絡をして再工事を依頼しましょう。施工会社が費用の負担をして工事を行ってくれるはずです。
また、ウォシュレットの本体が故障している場合は交換が必須となりますが、給水フィルターや水抜き栓や脱臭カートリッジなどの部品の劣化が見られ水漏れの原因となっている場合、部品交換で解決します。ただし、便器一体型のウォシュレットなどのタイプによってはご自身での対処が不可のものもありますので、一度メーカーに確認すると良いでしょう。
②タンクの中を見てみましょう
トイレの外側に何ら異変がない場合は、タンクの蓋を開けて中を覗いてみましょう。タンク内の部品の経年劣化により水漏れが発生している可能性があります。タンクの内部には水位を調節する黒い球状のボールタップ、水を排水し水位の上昇を防ぐオーバーフロー管、タンクと便器の弁の役割を果たすボールタップや接続しているチェーン、それぞれが機能を果たし給水や排水を行っています。
特にゴム製の部品はひび割れが起きやすいので、劣化が見られる場合は新しいものに交換しましょう。もし何かしらのトラブルが見受けられた場合、タンク内の水を空にしてから交換作業を行ってください。
もしかしたら水漏れでないかも?
何の不調も見受けられないという方、もしかしたら床の水は結露によってできているかもしれません。氷点下になる冬などは温度差により結露が発生しやすくなります。結露は換気によって防げますので、冬の寒い時期は特に気を付けてください。
濡れた床の対処法
トイレの床は水はけのよいクッションフロアが使用されていることがほとんどです。しかし、水を拭き取って終わりではいけません。クッションフロアはとても薄いためとても傷みやすい素材です。
そして床下の木材に浸透したら腐敗を招きますし、トイレの排水には雑菌がたくさん潜んでいるため水吹きだけでは不衛生です。まず水を拭き取った後、しっかりと乾いた布で押し付け水気を拭き取り、できたらドライヤーなどで乾燥させた後アルコールスプレーで除菌を行ってください。
トイレの水漏れは水のサポート香川にお任せください
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