水のコラム
浴室塗装はいつ頃行うべき?具体的なタイミングについて解説!
長期間にわたって浴室を使用していると、徐々に劣化が生じてきます。
しかし、気になる点が出てきたといっても、具体的にリフォームを考えるタイミングはどう判断すると良いのでしょうか。
この記事では、浴室塗装を考えるタイミングや、費用を安く抑えるコツについて解説します。
バスルームのリフォームを検討している人は参考にしてくださいね。
浴室塗装を検討するべきタイミング
バスタイムは生活に必要不可欠なリフッシュタイムです。できれば新しくてキレイな空間でゆったり過ごしたいですよね。
床や壁、バスタブなどを再塗装すると、バスルームを素敵に生まれ変わらせることができます。
浴室塗装は通常のリフォームと比べると費用も安いので、取り掛かりやすいといえます。
では、実際にどんな劣化症状が見られたら浴室塗装を検討する必要があるのでしょうか。
■カビが頻繁に発生する
「浴室にカビが発生する回数が増えた」と感じたら、再塗装を検討した方がいいでしょう。
塗装には防カビ効果があり、カビの発生を抑制してくれます。
浴室の掃除を定期的に行ってもカビが生えやすくなっていたら、塗装の防カビ効果が薄れてきたサインです。早めに、業者に依頼して塗装してもらいましょう。
また、お風呂掃除で「汚れが落ちなくなった」と感じたときも、浴室塗装を検討した方がよいタイミングです。本来バスルームの壁やバスタブはコーティングされているので「汚れが落ちない」ことは少ないです。汚れが付着する場合、塗装の効果が失われていると考えられます。
バスルームが古くなると、塗装に浮きが見られるようになることも。バスタブの塗装が剥げると、お湯と一緒に浮いてくることもあります。
塗装が剥げると見た目が悪いだけではなく、身体にもよくありません。バスタブの塗装がはげた状態を放っておくと、悪化の一途を辿ります。劣化の深刻化や、汚れが目につくようになる前に浴室の塗装を検討しましょう。
浴室塗装の効果は10〜20年と考えられています。バスルームの汚れが目立ってくる前に、塗装をするのがおすすめです。「何年ごとに塗り替える」と前もって決めておくと、費用をあらかじめ用意しておけるので、焦らずに済むでしょう。
浴室塗装の費用相場と安く抑える方法
浴室塗装の費用相場は、それぞれ面積にもよりますが、バスタブで8〜15万円程度、バスルームの壁で9〜13万円程度、床の塗装で5〜9万円程度、天井の塗装で4〜6万円程度となります。
バスルーム全体を塗装する場合、相場費用は20〜23万円と、別々に依頼するよりも安くなるのが一般的です。
■バスタブは交換より塗装がお得?
浴室リフォームで多いユニットバスの交換は、コンパクトなものでも25万円、高機能なものだと80万円ほどの値段になります。塗装するよりも格段に高額になるため、塗装の方がお得といえるでしょう。
しかし塗装の費用はリフォームの中では安いとはいえ、バスルーム全体を塗装すると高額になってしまいます。
では、塗装の費用を安く抑えるにはどうしたらいいのでしょうか。
■浴室塗装の費用を安く抑えるための3つのポイント
ここで、費用を安く抑える3つのポイントを紹介します。
1つ目のポイントは、塗装が必要な箇所を絞ることです。
バスルームのどこか一部を塗り替えると全体も塗装したくなりますが、塗装する場所の範囲や塗装のしやすさによっても、費用が大きく異なります。
バスタブだけに絞った塗装も可能です。清潔感のあるバルルームに生まれ変わって気分もよくなります。バスルーム全体を塗り替えるよりも、大幅に費用を抑えられるでしょう。
2つ目のポイントは、必要のない工程を省くことです。
バスルームやバスタブに傷や剥がれ、欠けなどが見られる場合、パテ補修などの追加作業が必要になるケースがあります。損傷の具合によっては、費用がさらにかかってしまう場合もあるかもしれません。
また、仕上げ作業の過程でフッ素コーティングや防カビコーティングなど、さまざまな工程を加えると、さらに費用が上がるでしょう。あれこれとプラスせずに必要のない工程を省ければ、費用を最小限に抑えることができます。
3つ目は、複数の業者から見積もりを取ることです。
急いでいたり忙しかったりすると、見積もりを1社で済ませてしまいたくなりますが、1社しか見積もりを取らない場合、リフォーム価格が適正なのかを正しく判断できません。
価格を比較検討するためにも、なるべく3社程度に見積もりをお願いしてみてはいかがでしょうか。
Webから一括で複数社の見積もりをとることも可能ですから、納得できる価格とサービスを提供してくれた業者に依頼するようにしましょう。
浴室塗装を依頼する業者選びのコツ
塗装をお願いする際には、どのような業者を選べばよいのでしょうか。
ここで、浴室塗装の業者を選ぶ際のポイントを4つご紹介します。
■実績のある業者を選ぶ
1つ目のポイントは浴室塗装業者と実績のある業者を選ぶことです。
浴室塗装は非常に高い技術が求められるため、実績から経験がうかがえることが重要です。
浴室の塗装はプロでも失敗することがあります。塗装が甘ければ2~3年で剥げてしまうので、膨大なクレームにつながります。しかし技術がないため正しい対応が分からず、浴槽塗装業務から撤退してしまう業者も。
技術力の判断材料として、実績年数を確認する必要があるのです。
5年以上継続して工事実績を公開している業者であれば、安心して任せられるでしょう。
■FRPライニングができる業者を選ぶ
2つ目のポイントはFRPライニングができる業者を選ぶことです。
FRPライニングとは、バスタブなどFRP製品に空いた穴を補修する作業を指します。FRPライニングができない業者は、塗装の技術はかなり低いと考えられます。FRPライニングの技術は、浴室リフォームの中でも基本的な工程です。そのため、FRPができない業者は選ばないようにしましょう。
■スプレーガンを使いこなせる業者を選ぶ
3つ目のポイントは、スプレーガンを使用している業者に依頼することです。
スプレーガンを使いこなすには、多くの経験と技術が必要になります。
ハケやローラーではなく、スプレーガンを使いこなせる業者はある程度の現場経験を積み重ねており、技術力が高いと判断できるでしょう。
■保証期間の充実した業者を選ぶ
4つ目のポイントは「しっかりした保証期間がある業者を選ぶ」です。
塗装してすべてが終わりというわけではありません。きれいに塗装できていても、時間とともに剥がれてくる場合があります。
アフターフォローを快く受けてくれる業者を選ぶと後々安心できます。
2年ほどの保証期間があり、その期間内は無料の補修サービスがある業者を選ぶとよいでしょう。
毎日使うバスルームを満足のいく仕上がりにするためには、技術・実績のある業者に依頼することが大切です。いくつかの業者の対応やサービス、保証内容を比較検討して、信頼のおける業者を選びましょう。
まとめ
バスルームにカビが発生する回数が増え、掃除をしても汚れが落ちなくなったら、バスルームが劣化しているサインです。そろそろ浴室の塗り替えを検討しましょう。
業者を選ぶ際には、保証期間が付いている、浴室塗装の実績を持つ業者を選ぶことをおすすめします。
浴室の工事は高い技術が必要となりますので、目で見て確認できる実績を公開している業者を選ぶことがポイントです。
高い技術を持っている業者の多くは工事に自信をもっているため、アフターフォローも徹底的に行ってくれます。
満足のいく浴室リフォームは、しっかりした業者を選ぶことが重要なポイントです。