水のコラム

お風呂のカビ取り!簡単に黒カビと赤カビを落とすには

2022年08月31日  お風呂

お風呂は高温多湿で細菌やカビの繁殖がしやすい環境にあります。お風呂の浴槽には、毎日掃除をしてから入る方が多いと思いますが、壁や床、洗面器などはどうでしょうか。壁や床、洗面器なども毎日ではなくても定期的に掃除をするようにしましょう。

お風呂の掃除の頻度が低いほど汚れは溜まり、こびり付いて落としづらくなってしまいます。お風呂に残っている水分が細菌を繁殖させ、カビが発生します。そのため、浴室内は常に換気扇を回して、乾燥状態にして置くことが大事です。

十分に換気をするだけでも、黒カビの発生を抑えることがます。本記事では、お風呂のカビ取りに最適な洗剤や黒カビの取り方、赤カビの取り方や掃除頻度の理想について詳しく解説します。

お風呂のカビ取りに最適な洗剤

お風呂で発生するカビには、黒カビと赤カビの2種類があります。それぞれのカビの特徴を知り、掃除をする洗剤や掃除の仕方を変えましょう。掃除の周期を決め、カビの発生を抑えることも大切です。

タイルの目地やゴムパッキンに付く黒カビは、「クラドスポリウム」というカビ菌です。シャンプーや石鹸カスをエサにして、繁殖して広がります。ゴムパッキンに根深く発生し、なかなか取れないのを経験している人も多いのではないでしょうか。

クラドスポリウムは、吸い込むと喘息やアレルギー症状を引き起こしたり、肌荒れを起こしたりする原因にもなります。黒カビが発生した場合は健康のためにも早く落とす必要があります。黒カビを落とすには、塩素系漂白剤が必要です。

根を深く張ったカビや、長く放置して取れなくなってしまったカビに効果があり、強力な除菌効果もあります。元々刺激臭がしますが、酸性の洗剤と混ざると有害なガスを発生させ、より強烈な臭いを発生させるので使用するときは必ず換気しましょう。作業をするときはゴム手袋をして、ボトルに書かれてある注意書きを読みましょう。

赤カビは浴室の床や壁、シャンプーボトルの底などに付きます。赤やピンク色のヌメリで、「ロドトルラ」という酵母菌です。本来はカビではありません。

健康には特に影響を及ぼす心配はないと言われていますが、繁殖力が強くて床や洗面器にもすぐに広がり、ピンク色になってしまいます。空気中に漂っているロドトルラが水分に触れると一気に広がる性質があるためです。

赤カビを見つけたら、お風呂用洗剤や重曹で掃除をしましょう。黒カビと違って落としやすいのが特徴です。

お風呂の黒カビの取り方

黒カビは発生すると頑固で、落とすのが大変です。目に見えなくても、1ヶ月に1度は黒カビの発生しやすい箇所を掃除する習慣をつけておくと大事に至りません。目に見えやすい場所だけに黒カビが発生するわけではないで、面倒です。

黒カビは強力な洗剤の塩素系漂白剤を使用するので、掃除を始める前にボトルに書いてある注意書きをよく読みましょう。マスクやゴム手袋、ゴーグルやメガネを着用して換気をしてください。黒カビの基本的な掃除方法は次の通りです。

1. 洗剤が薄まるのを防ぐため、お風呂場の水気をふき取ります。
2. 塩素系漂白剤を吹きかけそのまま10分程置きます。頑固なカビの場合は長めにつけ置きます。
3. 様子を見てこすらずにシャワーで洗い流します。

なお、掃除をすることが少ない天井は実は黒カビが生えやすい場所です。フローリングワイパーを利用してドライシートに塩素系漂白剤を染み込ませ、天井を拭いてください。10分ぐらい放置してシャワーで洗い流します。そのあとドライシート乾拭きします。

天井や壁は洗剤が流れ落ちてしまうので、ジェル状の塩素系漂白剤がおすすめです。塩素系漂白剤は着ている洋服に垂れると、漂白されてしまいます。使い古しのTシャツなどで掃除をしましょう。

ドアのゴムパッキンに付いた黒カビは、なかなか落ちません。水気を拭いて、洗剤をかけても流れ落ちてしまいます。洗剤が流れ落ちないように上からラップをし、洗剤を密着させてください。10分程置いてからシャワーで洗い流します。

ゴムパッキンは傷みやすいので、ボトルの注意書きをよく読んで放置時間などは洗剤の従ってください。

面倒なのが浴槽(バスタブ)を保護しているエプロンというカバーの内部です。ここにも、黒カビが発生します。エプロンが外せるものと外せないものがあるので、メーカーの取扱説明書を見て確認してください。

エプロンを外すことができたら、黒カビの生えている場所に塩素系漂白剤をかけて10分程置き、シャワーで洗い流します。エプロンの内側もきれいに洗い流してください。どちらもしっかりと水気をふき取り乾かし、エプロンを元に戻しはめ込みます。

また、換気扇の中にもカビは発生します。最近の換気扇は天井にはめ込まれているものが主流です。換気扇に付いたカビは、換気扇を回すたびにカビをまき散らすことにもなります。換気扇も分解して定期的に掃除をしましょう。

排水口のカビは、排水トラップを分解して使い古しのブラシで丁寧にこすり落とします。重曹とクエン酸を用いて発泡させると、汚れを落としやすくなります。

このように、お風呂内は湿気の宝庫です。お風呂内はどこでもカビは発生します。一度に掃除をするのは大変ですが、汚れやすい場所別に定期的に掃除をすると、清潔を保てるのではないでしょうか。

お風呂の赤カビの取り方

赤カビは黒カビと違って、比較的簡単に落とせます。お風呂用洗剤を赤カビに吹き付けてブラシで軽くこすり、シャワーで洗い流しましょう。重曹を使って赤カビを落とすときは、粉末のまま汚れに振りかけてブラシでこすり、シャワーで洗い流します。

赤カビはシャンプーボトルや洗面器の底など簡単に一気に広がってしまいます。赤カビを見つけたら、素早くきれいに掃除をしてください。

お風呂の掃除頻度の理想は?

お風呂のカビ掃除を楽に終わらせるには、普段からカビが生えないように心がけることが大切です。カビ予防に便利なのは「くん煙剤」という商品です。「くん煙剤」は、空気中のカビ菌を煙で除去します。

2か月に1回の頻度で使用すると、防カビ効果を得ることができます。お風呂の全体掃除をした後に使いましょう。

また、家族がお風呂に入った後、カビの栄養源となるシャンプーや石鹸が残らないように全体をシャワーで洗い流すのも習慣づけましょう。洗い流した後、水切りワイパーやタオルで水気を取り除くと効果はさらに高まります。

掃除を毎日続けることは、なかなか大変だという方も多いかと思います。換気扇を回して常に換気していると、浴室の中の水滴を取り除いて乾燥してくれるのでカビに効果的です。掃除の後で完全に水気が乾いてから消毒用エタノールをスプレーすると、カビ予防になります。

掃除する汚れの性質に合った洗剤を知り、効率よく掃除をすることが大切です。毎日簡単な掃除をする場所と、定期的に掃除をする場所を分けて衛生的な浴室を維持しましょう。

まとめ

毎日入るお風呂ではシャンプーや石鹸、皮脂が黒カビなどの発生源になってしまいます。体を清潔にする浴室は、いつも衛生的で気持ちの良い空間にしたいですよね。

黒カビ・赤カビの性質と発生しやすい場所を把握し、性質に合った洗剤を選んで定期的に掃除をすることが大切です。お風呂は狭い空間ですが、汚れの発生源はいくつもあります。汚れが頑固にならないうちに、早めに取り除いてしまうことが理想です。

そのためには、日頃からこまめに掃除をすることが大切です。換気を良くして、カビの発生を抑えるために水分を残さないよう保つことが最大の予防法ではないでしょうか。

かがわ水道職人 0120-492-315

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