水のコラム

トイレのコロナ対策!公衆トイレや家庭用トイレでの注意点まとめ

2021年06月04日  新型コロナウイルス

2020年、COVID-19と呼ばれる新型コロナウイルスの流行により、私たちの生活は一変しました。
感染力の強い未知のウイルスは瞬く間に広がり、3ヶ月の外出自粛要請、その後のマスク着用の日常化、室内設備に入るときの検温とアルコール消毒などの新しい生活様式が生まれ、戸惑いながらも世界中が順応していきました。

しかしウイルスの発生から1年以上経った現在でも、変異型ウイルスの確認やワクチン接種の副作用など、新たな不安や恐怖を感じさせるニュースは日々流れており、感染リスクに晒された色々と制限されたストレスフルな生活を余儀なくされています。

新型コロナウイルスに感染する経路は、主に飛沫感染と接触感染の2つです。
接触感染とは文字通り感染者のくしゃみや咳に含まれた空気中のウイルスを吸い込み感染することを言います。
もう一つの接触感染は、感染者が物を触り、その物についたウイルスを触った人に感染する、物を媒介とした経路です。

近日、トイレの接触感染のリスクが高いことが問題視され始めました。
なぜトイレは他の場所より感染の危険性が高い場所なのでしょうか?

トイレの感染リスク

新型コロナウイルスの研究の中で、軽症の感染者でも下痢だけが長引いている者が多く存在することが分かりました。
これは、ウイルスに大腸や小腸が感染すると、便と共にウイルスが排出されるために見られる症状と考えられています。

糞便に含まれるコロナウイルスは、直接手に触れなくても便座を使用するだけで手に付着する他、水洗便所で流す際に発生するエアロゾルという糞便の粒子と共に空気中に飛散します。

トイレは接触感染だけでなく飛沫感染のリスクも秘めているのです。
また、呼吸器症状がなく消化器症状だけの患者や、呼吸器症状が改善しPCR検査も陰性になったのに再び陽性になる患者は、腸内にコロナウイルスが存在している可能性が高いのです。

コロナウイルスは呼吸器内より便内のほうが10日以上長く生存するというデータもあります。
腸内感染すると1ヶ月ほどコロナウイルスの症状に悩まされることになるのです。
このような理由から、トイレを使用する際は感染に十分な注意が必要であることが世間に認知されてきました。

トイレでの感染予防

①トイレを使用する際
ウイルス対策は自分が感染している可能性も念頭に置き、直接触らない、吸い込まない、しっかりと消毒することが肝となります。
不特定多数が使用するトイレは極力使用せず、家庭内で済ませられるようにスケジュールを組むことが理想的ですが、現実的ではありません。

不特定多数の使用する公共のトイレを使用する際は、しっかりと手指を消毒してから、できるだけ直接ドアのハンドルや便器のフタを触らないようにペーパータオルなどを手に巻いてください。
便座はアルコール消毒をして、使用した後際は飛沫の飛散を防ぐため必ずフタをしてから流しましょう。

また、個室内での携帯電話の使用は絶対にやめましょう!
トイレの滞在時間を長くし感染リスクを上げるだけでなく、飛沫が携帯電話に付き、それを介して感染を拡大する危険性があります。
飛沫感染を防ぐため他に個室を使用している人と、できるだけ距離を置くことも大切です。

最後に石鹸でしっかりと手を洗いましょう。
設置されている乾燥機はウイルスを撒き散らす危険性があるので使用せず、ハンカチで拭いた後アルコールを手指にしっかりと塗り込みましょう。
 
 
②トイレの掃除方法
家庭用のトイレも毎日清潔に掃除、消毒する必要があります。
まず、飛沫感染を防ぐために1日最低2回は換気扇を回しましょう。
空気中の菌は15分換気扇を回すことで9割ほど取り除くことが可能と言われています。

掃除する順番は、手洗い場などの蛇口や手すり、壁、便器の外側、トイレのフタから便座と上から下へ、きれいな場所から汚れが付きやすいところにかけて行うことが基本です。
また、掃除は感染予防のため手袋とマスクの着用をしてから行ってください。

埃や汚れをとりさったら消毒をしましょう。
消毒の際に使用する薬剤ですが、現在コロナウイルスに付着したものに対して有効とされているのは、石鹸、熱湯、アルコール消毒液、次亜塩素酸ナトリウム水溶液、界面活性剤、次亜塩素酸水などです。

石鹸とアルコール消毒液以外は手指の消毒には効果がないとされていますので、混同しないように注意しましょう。
次亜塩素酸を含んだものを使用した後は、5~10分置いた後、必ず水拭きをおこなってください。
掃除に使用したクロスなどは、使い捨てで廃棄するか、熱湯や消毒液で消毒しましょう。

以上が今現在効果的とされている公衆トイレや家庭内のトイレを使用する際のコロナウイルス対策です。
さまざまな消毒のツールやファッション性に優れたマスクが日々生まれSNSなどを賑わせていますので、これからさらに効果的な方法が生まれるかもしれません。

しかし、どんなに便利なものが生まれても感染予防において一番効果的なのは石鹸による手洗いとうがいですから、毎日小まめに行うことを忘れないでください。

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かがわ水道職人 0120-492-315

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