台所（キッチン）のシンクの汚れをDIYでキレイにしたい！できるだけ洗剤を使わないでキレイにするには？

水のコラム

台所（キッチン）のシンクの汚れをDIYでキレイにしたい！できるだけ洗剤を使わないでキレイにするには？

2021年06月10日キッチンのメンテナンス

台所やキッチンのシンクは、毎日キレイに掃除をしていても汚れや臭いが気になる場所です。掃除をするにしても、洗剤をつけたスポンジでただこすっただけでいいのかな？そう感じている方もいることでしょう。

そこで、シンクの汚れをすべて自力でキレイにする方法を中心に、できるだけ洗剤を使わないでキレイに洗浄する方法を調べてみました。市販の洗剤を使うと手が荒れてしまう方、安全性の高い素材を使いたい方はぜひ参考にしてくださいね。

台所・キッチンの汚れは大きく分けて3種類

・水垢
水垢は日本国内で水道水を使っている限りご縁のある汚れで、水道水に含まれるミネラルやカルシウムなどがシンクに付着して固まった状態のものをいいます。水垢は汚いイメージを抱く方もいるかもしれませんが、実質、人体に悪影響はないものです。ただ、長く放置してしまうと目立って取れにくくなるので、早めに取り除くのが良いでしょう。

・油汚れ＋食品カス
シンクは調理や肉・魚に含まれる油や脂を多く流すところなので、油汚れが多い場所です。特に、揚げ物をしない日でも食品から出る脂や、炒めたり焼いたりする際に使う油によって汚れやすいです。また、調理する前後に食品を洗ったり、調理器具を洗ったりするので、食品カスもたまりやすいでしょう。油汚れと食品カスは大体セットでシンクの中に存在している汚れです。

・せっけんカス
シンクで発生するせっけんカスは、食器を洗う食器用洗剤に含まれるミネラルがメイン成分で、水垢と見た目の印象が似ていますが、酸性の汚れになります。栄養分が豊富なので雑菌が繁殖しやすいことが特徴的です。

市販の洗剤になるべく頼らずDIYでシンクをキレイにする方法

・水垢
水垢は、他の汚れと異なり削ってキレイにすることができます。水垢が付着している場所が傷つきやすい素材なら削ることはおすすめできませんが、プラスチックのヘラや固めのポイントカードなどを使って削ぐようにこすってみましょう。傷の心配がある場合は柔らかいヘラから試していくか、クエン酸（酢）を使って水垢を浮き上がらせるかの方法を試してみてください。

・油汚れ＋食品カス
油汚れはシンクの中にまるで油の膜を張るようにじわじわとたまり、放っておくと固まって頑固な汚れになることが多いです。しかし、極端にドロドロしてひどい油汚れでなければ重曹とクエン酸を混ぜたものを使って様子を見ていきましょう。油汚れのひどい場所に重曹を振りかけて、次にクエン酸をかけると発泡して汚れを浮き上がらせることができます。

ただ、重曹＋クエン酸は市販の洗剤よりも洗浄力は劣るので、1度試してみて物足りないときは中性洗剤や弱アルカリ性の洗剤を使ってこすってみましょう。食品カスは油汚れと一緒に落ちていくので、極端に大きなかけらや手で取れるサイズでなければ汚水と一緒に流してしまいましょう。

・せっけんカス
せっけんカスには重曹＋クエン酸を使うことをおすすめします。発泡して汚れを浮き上がらせてくれるので、ふりかけてから2～3時間放置してから洗い流すと大体の汚れを落とすことができます。

市販の洗剤に頼らないDIY掃除をするならセスキ炭酸ソーダと重曹を使い分けよう

・セスキ炭酸ソーダが得意な汚れ
セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすい性質とアルカリ度が高いことが特徴で、水に溶かしてスプレーして使いたいときや、油汚れや酸性の汚れを落とすのに適しています。キッチンの油汚れやべたべた汚れなら、セスキ炭酸ソーダをスプレーしてなじませてから、2度拭きで仕上げるのがおすすめです。ただ、アルカリ性の汚れには向かないので、トイレ掃除や水垢の処理にはおすすめできません。

・重曹が得意な汚れ
重曹はセスキ炭酸ソーダに比べて水に溶けにくく（溶けないわけではない）、粒子が細かいのでアルカリ性のクレンザー（研磨剤）として磨く系の汚れ落としが得意です。アルカリ性ではあるものの細かい粒子がこびりついた汚れを落としてくれるので、物理的にこすって落としたいときにおすすめです。また、クエン酸とのコンビで発泡することから、ヘドロ状のぬめり汚れを落とすことも得意と言えるでしょう。