水のコラム
水漏れトラブルの二次被害!家屋への被害はどう対処する?
水漏れトラブルはその後が怖い
トイレや排水溝の詰まりによって引き起こされる水漏れのトラブルを経験した方もいらっしゃることでしょう。溢れた水がほんの少量であれば笑い話で済むのですが、多量の水漏れが起きてしまった場合はそれどころではありません。水が原因で家屋に与える被害は、意外と大きいものです。今回は水漏れトラブルから起こる二次被害と、家屋への被害の例をご紹介します。
家屋は水で傷む!木造だけではない建物のダメージ
水漏れが原因でフローリングの床が腐ってしまうという例は、よくある話です。水が漏れても自然に乾くからいいや、と思っている方は危険です。一時的な漏水トラブルであっても、溢れた水を放置しておくと水が染みた部分から腐食が進み、やがて床が抜けてしまう可能性もあります。
汚水の拭き取りや除菌作業を怠ってしまうと、濡れた部分にカビが生え、悪臭の原因にもなります。さらに腐食した建材にシロアリが、寄ってきてしまう可能性もあるのです。そうなってしまうと、もはや床だけではなく建物全体が危険にさらされます。
木造住宅以外でも、水漏れの被害は出ます。たとえば水に強いイメージのコンクリート床であっても、老朽化し、表面に細かいひびが入っていれば、そのひび割れを伝って階下にまで水が染み出すことがあるのです。コンクリートの厄介なところは、水が真下に染みていくわけではないことです。コンクリートの内部は網の目のように細かな隙間が空いている構造になっています。まるであみだくじのように水が空洞を伝うため、まったく別の場所から染み出してくることもあるのです。
コンクリートの集合住宅の場合、水漏れした部屋の真下ではなく、少し離れた部屋に水が染み出す被害が出ることもあります。また、コンクリートはカビが生えやすい特徴があるため、水の処理を怠るとあっという間に部屋がカビだらけになってしまう欠点があります。
天井から水漏れ!家財の補償はどうなる?
二階に水回りがあるお宅に住んでいる方や、マンションやアパートなどの集合住宅にお住まいの方は、天井から雨漏りのように水が滴ってくるトラブルに遭遇する可能性も否定できません。壁紙にシミができてしまい、置いてあった家財や家電が壊れてしまうというケースも十分に想定できます。
実は、上階からの水漏れによって家財などが被害を受けた場合、火災保険で補償を受けられる場合があります。火災保険と聞くと、家事で家が焼けてしまったときのための補償と受け取られがちですが、実は地震や台風、洪水といった災害や、水濡れと言って水回りの設備の故障からくる漏水事故も補償する特約があるのです。
戸建ての住宅に住んでいる方は除きますが、集合住宅に住んでいる場合、自分の部屋から漏れた水が階下の部屋に被害を与えてしまうケースも少なくありません。下の階で家財が使えなくなったりした場合、損害賠償を請求される恐れがあります。こうした下の階への損害賠償も、火災保険で賄える場合があるのです。
集合住宅に入居する際は火災保険への加入を求められますが、途中で更新手続きを行っていなかったり、解約してしまっていたりすると補償は受け取れません。ちょっとした不注意から起きた水漏れが対人トラブルに発展してしまうことも十分ありますので、火災保険に加入しているか、水濡れの特約はついているかを今一度確認してみることをおすすめします。
水漏れトラブルが起こったら?
フローリングの床が一面水浸しになってしまったときの対処法をご説明します。まず、給水管が原因の水漏れや、水道管が破裂してしまっている場合はすぐに止水栓を止めてください。水が止まったら、雑巾やタオルなどをあるだけ使い、素早く床の水を拭きましょう。時間がかかればかかるほどフローリングのダメージは深刻化していきます。水気がなくなったら、乾いた雑巾などで乾拭きをしてください。
排水管からの水漏れの場合、汚水の中には雑菌が含まれていることがあります。体調不良や床板を腐らせる原因になりますので、消毒用アルコールをしみ込ませた雑巾で拭き、消毒を行ってください。そのあとは、半月ほど毎日窓を開け、フローリングを乾燥させます。
家具などを濡れた後の床に置いてしまうとそこからカビが発生しますので、乾燥が済むまで床には物を置かないようにしてください。水漏れの後、床を放置しておくとフローリングがめくれてしまうケースがあります。そのような場合は、フローリングの張り替えが必要になりますので、水漏れの対処は速やかに行ってください。
水漏れの修理は専門業者へ
水のサポート香川はトイレ、キッチン、お風呂場など、水回りのトラブルを解決する専門業者です。水漏れ、詰まり、排水管の不具合など、お困りの際はぜひ一度ご相談ください。高松市、三豊市、坂出市、観音寺市、東かがわ市、木田郡など、香川県の各地にプロのスタッフが駆け付けます。