水のコラム

お風呂の換気扇が臭い!主な悪臭の原因と解消方法について解説

2022年01月24日  お風呂のメンテナンス


快適なバスタイムを過ごしたいと思っているのに、悪臭が漂ってくると気分が落ちてしまいますよね。お風呂の換気扇が臭いの原因だとは、なかなか気付きにくいでしょう。

お風呂の換気扇の中は、ホコリやゴミなどの汚れがどんどん溜まってしまいます。毎日お風呂を清潔に保っていても、換気扇の中まではなかなか手が行き届きませんよね。

今回は、お風呂の換気扇が臭い場合の原因や解消方法についてまとめました。快適なバスタイムを過ごすためにも、ぜひチェックしてみてください。

お風呂の換気扇が臭い!主な原因とは?

お風呂場の換気扇を回すと、「なんだか臭い」と感じることがあります。

換気扇を回して臭いと感じたら、換気扇そのものが原因だと考えがちですよね。しかし、実は換気扇ではなく排水溝に原因があるケースの方が大半なのです。

お風呂場に空気が取り込まれる場所は、換気扇だけではありません。空気が取り込まれる場所と繋がっているものといえば、排水口です。排水口に届く下水のニオイが、換気扇によってお風呂に広がってしまうことがあるのです。

このように、お風呂場の換気扇を回したときに臭いと感じてしまうのは、排水口の臭いが原因であるケースが考えられます。したがって、換気扇そのものに臭いの原因があるとは限らないわけです。

排水口は、お風呂場の中で最も汚れやすい場所です。洗い流したアカや皮脂汚れなどは、排水口に流れて溜まっていきます。「排水口は毎日掃除しているのに臭い」といった場合は、下水のニオイが入ってきているケースが考えられます。

つまり、排水口の排水トラップがニオイの原因となっている可能性があるのです。排水トラップは排水口の中に水を溜めて、下水からの異臭を防いでいます。この排水トラップに異常があると、下水からの異臭を防げません。お風呂場の換気扇を回すことで異臭が広がるのは、排水トラップにも原因があると考えられます。

お風呂の換気扇の臭い解消方法

お風呂の換気扇の臭いは換気扇ではなく、排水口に原因がある可能性が高いことをお話してきました。しかし、お風呂場の汚れや換気扇のカビが原因になっているケースも少なくありません。ここでは、排水口を掃除しても嫌なニオイが収まらない場合に、換気扇の掃除をするための手順について解説します。

換気扇を掃除しないまま使い続けた場合、湿気をうまく逃がせなくなってしまうだけにとどまらず、色々な問題が浮上してしまいます。特に賃貸の場合は換気扇の掃除は放置せず、大家さんや管理会社に報告・連絡・相談することが大事です。掃除の最中に換気扇を故障させてしまった場合は入居者の負担になってしまいますので、必ず事前に大家さんや管理会社に連絡するようにしてください。

続いて専門業者に依頼するのではなく、自分で換気扇の臭いを解消する方法について解説します。

換気扇のカビが嫌な臭いの原因であれば、自力での清掃で解消します。しかし、換気扇の掃除は普段あまりやっていないという方は多いのではないでしょうか。多くの人にとって換気扇の掃除はなじみがなく、難しいです。

換気扇の掃除は「本体カバー」「ファン(シロッコファン)」「本体」に分けると効率が良いです。清掃の頻度は数か月に一度程度がおすすめです。このペースで掃除を行えば、カビの繁殖を抑えられます。

換気扇の清掃をするときは、ブレーカーを落とすのを忘れずに。電気が通った状態で水や洗剤をかけると危険です。パーツが取り外せないタイプの換気扇は、洗剤を浸み込ませた布で汚れを拭き取り、水気を乾かしてから起動するようにしましょう。

お風呂場はカビの繁殖に適した空間です。嫌な臭いによる不快感だけに留まらず、カビによる健康被害も起こりうるので、換気扇の定期的なメンテナンスは欠かさないようにしましょう。

お風呂場の換気扇の嫌な臭いを予防しよう!

お風呂場の換気扇から嫌な臭いがする原因は排水口が主だということをお伝えしてきましたが、どのようにすればニオイの発生を防げるのでしょうか。

お風呂場は身体をキレイにしてリラックスする場所なので、清潔な状態を保ちたいものです。お風呂場の換気扇の嫌な臭いを予防するためには「排水口のゴミをこまめに取り除く」「浴室使用後は全体をシャワーで流す」「浴室使用後、全体の水気を切る」といった点を心がけましょう。

まずは、嫌な臭いの元となる排水口の汚れやゴミを、蓄積してしまう前に取り除きます。汚れやゴミが排水口に溜まる前に掃除できれば、カビの増殖を防ぐと同時に、嫌な臭いが発生してしまうこともありません。お風呂場の天井や壁には、気付かないうちに石鹸カスや皮脂が飛び散っています。石鹸カスや皮脂はカビの餌となってしまうので、しっかりシャワーで洗い流しましょう。石鹸や皮脂による汚れは時間が経つと落とすのが困難になるので、こまめに洗い流すことが大切です。週に1度くらいの頻度で50℃以上のお湯をかければ、カビの繁殖を予防できます。カビは水気があり湿気が高いところを好みます。入浴が終わった後はお風呂の水気を切り、乾燥させる必要があります。お風呂の湿気を抜くためにはお風呂場のドアの下にあるスリットから空気を吸い込んで、湿気も一緒に換気扇で建物外に出しましょう。ここでポイントなのが、窓もドアも開けないことです。効率よく湿気を追い出すために、ドアや窓は締め切っておきましょう。

自力で換気扇の臭いを解消できない場合は専門業者に相談しよう

排水口やお風呂場の掃除をしても嫌な臭いが収まらず、原因が分からない場合もあるでしょう。お風呂場の嫌な臭いの原因が分からない場合は「配管に問題がある」もしくは「排水管がつまっている」などが考えられます。

こういった場合は自分では対応できないため、専門の業者に相談しましょう。

換気扇の取り外せないパーツや、自分の掃除では手が行き届かない排水口の奥などに嫌な臭いの原因が潜んでいる可能性もあります。そういった場合も、プロに相談すれば解決してくれます。

むしろ自己判断や誤った知識で作業してしまうと、パーツを紛失してしまったり、取り付けを間違えて最悪の場合は壊してしまったりする恐れもあるので、無理してはいけません。

お風呂場の清掃をプロに依頼した場合に相場は、1カ所につきおよそ1万2,000~1万8,000円です。いくつかのクリーニング業者に見積もりを出してもらい、信頼できる業者にお任せしましょう。

価格の安さだけで決めてしまうと、悪質な業者を頼ってしまう恐れもあります。クリーニング業者を選ぶポイントは「実績が多い」「明確な料金表示をしてくれる」「口コミの量と質」です。これらを満たしている業者は信頼できると考えて間違いないでしょう。

信頼できるクリーニング業者をひとつ決めておけば、トラブルが発生したときに迅速に解決できます。

まとめ

お風呂の換気扇から発生する嫌な臭いの原因は、換気扇だとは限りません。排水口が原因となっていることも一般的であることをお伝えしました。

そのため、換気扇を回したときに嫌な臭いを感じたら換気扇だけではなく、排水口やお風呂場内の汚れ・カビの除去をおすすめします。

カビの繁殖を防ぐためにもお風呂場の乾燥を意識して、カビの餌となってしまう石鹸カスや皮脂はしっかりシャワーで洗い流してください。こまめに掃除をしても嫌な臭いがなくならない場合は、プロのクリーニング業者に相談して徹底的にキレイにしましょう!

かがわ水道職人 0120-492-315

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