水のコラム

キッチンシンクの価格はどのくらい?工事費用の相場や交換について解説

2022年05月25日  キッチン


長い間キッチンシンクを使っていると、汚れや傷が残りやすくなってくるもの。
しっかり掃除してもなかなかキレイにならないと、テンションも下がってしまいます。

そこで、キッチンシンクの取り替えを考える人もいるかもしれません。

この記事では、キッチンシンクを交換する際にかかる費用や選ぶポイントについて取り上げます。シンク選びの参考にしてくださいね。

キッチンシンクの費用はどのくらい?

では、キッチンシンクの費用相場はどのくらいなのでしょうか。
キッチンには大きくシステムキッチンとセクショナルキッチンの2つのタイプがあります。

これらはそれぞれ造りが違うため、キッチンシンクの費用も変わってきます。

■システムキッチンのシンク費用は?
流し台と調理台、コンロが3つの天板でつながっているシステムキッチン。
天板を外してシンクのみを交換できるので、70,000円ほどと費用も安く済むでしょう。

しかし、シンクのサイズが合わなかった場合は下の天台ごと交換が必要になります。その場合は、15〜20万円ほどの費用がかかります。

■セクショナルキッチンのシンク費用は?
セクションごとに独立しているセクショナルキッチン。

シンクと下台が一体化しているという特徴があります。下台ごと取り替える場合は、費用はシステムキッチンよりも割高になり、25万円〜30万円ほどかかるでしょう。

しかし、シンクのみを交換する時は10万円ほどと安くなります。費用を抑えたい人は、シンク部分のみの交換がおすすめです。

素材ごとのキッチンシンクの特徴

キッチンシンクには、主に4つの素材が使われています。
素材ごとにどんな特徴があるかを紹介します。

■ステンレス
キッチンシンクの定番と言えるステンレスは、耐久性と耐熱性に優れ、サビにくいという特徴を持っています。どれも同じように見えますが、そうではありません。

光沢のある鏡面仕上げにすることや、凹凸のあるエンボス仕上げなど、加工によってシンク表面を変化させることも可能です。ただし、時間と共に表面の光沢は薄れていってしまいます。

■人工大理石
人工大理石にはアクリル系とポリエステル系の2種類あります。アクリル系は耐衝撃性に優れるといった特徴があり、ポリエステル系は安価なものが多いという特徴を持っています。

このほかに、「人造大理石」と呼ばれる種類も。これは、天然の大理石を粉砕して固めたもので、セメントと樹脂を混ぜて造られています。人工大理石は、デザインの種類が非常に豊富で汚れが落ちやすい素材。ただし、熱やシミには弱いので放置しているとすぐに変色しまいます。

■ホーロー
ホーローは、金属の表面にガラス質の釉薬を焼き付けた材質で、美しい色合いや肌触りの良さで人気を集めています。耐熱性と耐久性に優れていますが、食器やフォークなど硬いものを落としてしまうと衝撃で割れてしまうこともあるのです。

その際に、表面の釉薬が剥がれてしまうと、後でサビが生じてしまうかもしれません。衝撃を与えないように注意してください。

■陶器
キッチンシンクに使用する陶器は、厚みがあり脆くはありません。

ホーロー同様に、釉薬を使用しているためサビにくく、酸やアルカリにも強いため衛生的です。

ただし、ホーローに比べると耐久性は劣ります。硬いものを落とさないように注意して使用しましょう。

キッチンシンクの交換費用を安くするには?

キッチンシンクを交換する際、出来るだけ安く抑えることはできるのでしょうか。
安く交換するためのポイントを紹介します。

1つ目のポイントは、他の箇所を一緒にリフォームすることです。「1箇所の方が安く済むのではないか」と考える人は多いですが、実はそうではありません。シンクに限らず、リフォームは複数箇所まとめて施工した方が費用を抑えられるのです。

これは、複数箇所を作業することでまとまった利益が出るため。作業員としても効率よく仕事できます。業者によっては、セット価格で割引適用になることもあるでしょう。セット割引を用意していない業者でも、交渉によっては割引も可能です。何箇所か試工する場合は、値下げ交渉してみることをおすすめします。

2つ目のポイントは、キッチンシンク素材のグレードを落とすことです。キッチンシンク素材の価格には、大きな差があります。たとえば、一般的に使用されているステンレスは約1〜8万円ほどですが、陶器製のものは、約5〜18万円もするのです。

また人工大理石の価格は、約3〜10万円ほど。一方、ホーロー製のものは、7〜23万円もかかります。最も安く仕上げたい場合は、ステンレスを選ぶと良いでしょう。他の素材と比べて費用を大幅に削減できること間違いありません。3つ目のポイントは、複数の業者に見積もり依頼することです。

同じ工事内容で依頼したとしても、業者によってかかる費用は変わってきます。適正価格で工事してもらうためにも複数社から見積もりを取り、それぞれを比較することが重要です。

最低でも3社ほどピックアップして見積もり依頼してください。結果的に、コストを抑えることに繋がるはずです。

キッチンシンクを選ぶときのポイント

キッチンシンクを選ぶ際には、次の点を意識して選びようにしてください。

■お手入れしやすいか
毎日使用するシンク。手入れしやすいかどうかは、重要なポイントになってきます。

汚れがつきにくく、落ちやすい素材を選べば、スポンジで軽く擦るだけで汚れを落とすことが可能です。毎日のお手入れがグンと楽になること間違いありません。

■耐久性・耐熱性がある
水や熱湯をたくさん使うキッチンは、耐久性や耐熱性が優れていることが必要です。調理する度に「割れないだろうか」「ヒビが入らないだろうか」と、気を使うことはしたくありません。

使いやすさを重視して選べば、ストレスを減らして調理を楽しめます。最も耐久性・耐熱性に優れている素材は、ステンレスです。よほどのことがない限り、ヒビが入ることはないでしょう。

■デザインがマッチしているか
カラーにこだわりたい人は、人口大理石をセレクトできるかもしれません。

人工大理石は、淡い色から濃い色まで好きなカラーを選べます。カウンターのデザインや素材によってシンクを選べるでしょう。たとえば、カウンターが人工大理石の場合は、シンクはステンレスか人工大理石どちらでもマッチします。シンクひとつで、キッチン全体の雰囲気が変わります。

全体的にどんな雰囲気になるのかよくイメージしてシンクを選んでください。

■水垢がつきにくいか
水道を使用していない期間があると、シンク内の水垢が発生してしまいます。

特に、ステンレス素材のシンクだと、水垢が目立ってしまうこともあるでしょう。最近では、水垢がつきにくいコーティングがしてある製品も販売されています。ピカピカのシンクをキープしたい人は、コーティング付きのシンクを検討してみることをおすすめします。

まとめ

システムキッチンのシンクを交換する場合、70,000円ほどの費用がかかります。一方、セクショナルキッチンのシンク交換は10万円ほど。キッチンシンク素材のグレードを落とすことや、1箇所だけでなくキッチンの別の部分も一緒にリフォームすることでコストを抑えられるでしょう。

キッチンシンクの素材には、代表的なステンレスを始め、ホーローや人工大理石などがあります。それぞれの特徴や費用を比較して、お気に入りのシンクを見つけてください。

かがわ水道職人 0120-492-315

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