水のコラム

風呂釜の交換の値段・費用相場を紹介!業者を選ぶ際のポイントも

2022年05月28日  お風呂


風呂釜設備は本体内部のダイアフラムの経年劣化など、突如お湯炊きできなくなったりすることもあります。風呂釜は毎日使うものですから故障してしまっては大変です。

今回は風呂釜を交換する時の値段費用相場について紹介していきます。またその際の専門業者を選ぶポイントもお伝えします。

風呂釜の交換の費用相場

風呂釜には、お風呂場内に設置するものや浴室の壁の外側に設置するもの、また給湯器のように壁に掛けるタイプや据え置きタイプ、浴槽にお湯を循環させるシステムのものなど数種類あります。

くわえて、一口に風呂釜の交換といってもさまざまです。たとえば風呂場内に設置する風呂釜の不具合に合わせて、リフォーム工事によって風呂場をリメイクするケースや、屋内設置タイプの風呂釜を外に出す屋外隣接設置タイプへ変えるといったやり方があります。

したがって、風呂釜交換に関連する工事の費用は、そのリフォーム工事の内容によって大きく変動するのです。そこで最初に基本となる同タイプの風呂釜交換について解説します。

以下、それぞれのタイプの特徴と大まかな総額費用を紹介していきます。

■ベースは、本体価格+工事費
風呂釜の交換にかかる費用は本体の価格+工事費がベースです。

言うまでもなく、故障して交換する風呂釜の処理費用や風呂釜を撤去して見つかった故障箇所の修理費用、パーツ交換が必要な場合はそのパーツ代が別途必要になることもあります。

■バランスタイプの風呂釜
古い住宅などで使用されているのが、バランスタイプの風呂釜。

お風呂場内で浴槽に面して置かれているタイプです。浴槽と風呂釜を二つのタイプで接合して、自然対流によって浴槽に張った水を沸かしていく仕組みです。

風呂釜の廃棄は壁面に貫通孔を開け、そこから吸気と排気します。なかには、お風呂の追い炊き機能のみのタイプ、シャワーへ給湯可能なものもあります。

ただしバランスタイプの風呂釜の給湯能力は7号(1分間に7リットルのお湯を出せる)前後しかないので、寒い時期では温かいシャワーを浴びられないようなこともあるでしょう。

交換をする時の本体価格は、実勢価格で6万円から10万円前後くらい、交換工事費用は4万円前後くらいです。

■屋外隣接設置タイプの風呂釜
バランス釜をお風呂場に隣接する壁面の外に出した風呂釜です。このタイプではお風呂場の壁面と浴槽を貫通させた配管で、浴槽のお湯を外の風呂釜に循環させ加熱させます。

ガスを燃焼させて加熱する機構部分が外に設置されてあるため、風呂釜2給排気管設備は不要です。そのため、バランス釜タイプより効率よくお湯を沸かせます。

それと同時に、お風呂場内に風呂釜がないので浴室内を広く活用できるのも魅力です。交換する時の本体価格は実勢価格で約5万円から6万円、交換工事費用は約3万円となっています。

■設置フリータイプの風呂釜
給湯器と同じ仕組みになっており、お風呂場にだけ給湯する設置フリータイプの風呂釜というのもあります。

設置フリータイプの風呂釜は屋外設置の壁掛けか据え置きタイプで、給湯器と同じくポンプによって強制的に循環する配管で、浴槽内のお湯を給湯器に送っています。

そして設定した温度、湯量まで沸かすのです。

設置フリータイプの風呂釜では通常の給湯器と同じく排熱を回収する エコジョーズ(潜熱回収タイプ)もあります。

本体価格は約9万円から15万円、交換工事費用は約4万円です。

■ グレードアップした風呂釜に交換する場合
風呂釜が故障して交換するタイミングは、お風呂をより使いやすくするためのチャンスでもあります。

風呂釜の交換を機に、浴室全体をリフォーム工事するのも一つの手ですが、費用が高額になります。そういう時におすすめなのが、風呂釜をよりグレードアップしたものにする方法です。

その一つの例がお風呂場内に設置されたバランスタイプ風呂釜から、浴室の壁面の外に接地させるオールインワンタイプへの交換です。

ホールインワンタイプとは「壁貫通型給湯器」ともいいます。

バランスタイプ風呂釜を取り除くと、風呂釜への吸排気管をつけるための貫通孔が壁面に開いたままになります。

オールインワンタイプは、その貫通孔を使って風呂釜を外に設置できるように作られたものです。

バランスタイプからホールインワンタイプに交換することで、お風呂場内の風呂釜スペースが作れてお風呂場内に余裕が出ます。

そしてシャワーも心置きなく適温で使うことが可能です。この場合の本体価格は約11万から19万円、交換工事費用は約4万円になります。

■自然排気式を使用している場合
あなたの自宅のバランスタイプ風呂釜は、自然排気式ではないでしょうか。自然排気式は、お風呂場のとなりに設置された風呂釜の上に煙突が付けられた構造のものです。

自然排気式では風呂釜の燃焼排気は煙突を通過して外に自然に排出されていますが、台風の際には排気がお風呂場内に逆流するリスクがあります。

したがって、使用している風呂釜が上に煙突がついた自然排気式風呂釜の場合、より安全なFFタイプ(強制給排気タイプ風呂釜)かRFタイプ(屋外設置型の燃焼器)に交換することをおすすめします。

ちなみにFFタイプへの交換工事は、本体価格が9万円〜10万円くらい、工事費用が4万円くらいです。

風呂釜の交換は自分でもできる?

風呂釜の交換は危険をともなうので、極力さけるようにしましょう。工事コスト削減のために自分で DIYなどで風呂釜を交換することはとても危険です。

したがって、自力による風呂釜交換はあまりおすすめできません。

前提として、風呂釜工事には資格が必須なので、資格を持たずに交換作業してしまうと法律違反となってしまいます。

また不確実なガス工事によりガス漏れが発生してしまうと、最悪の場合、爆発事故を引き起こしてしまう危険性もあります。

そのため風呂釜交換工事をするときには、必ず専門業者に依頼しましょう。

風呂釜の交換はどこに依頼すればよい?

風呂釜は下記に紹介するガス会社やガス機器製品メーカー、リフォーム会社なので購入できます。
風呂釜を購入するときは、その販売店に交換工事もあわせて依頼するのが通常の流れです。

それでは交換の依頼に際する各販売店の特徴を解説していきます。

■ガス会社
風呂釜は自宅に設置されているガス種別に合わせて機器を選ばなければなりません。まず都市ガスなのかプロパンガスなのか確認しましょう。

都市ガスであっても発熱量の違う12 A や13 A といったタイプがあって、ガスタイプに適合する機種を選ばないと不完全燃焼などをおこし大変危険です。

自宅にガスを供給しているガス会社はガス機器の交換もしています。

風呂釜交換をガス会社に頼む利点は、会社が自宅のガス種別をよく知っており、適切な機種を選んでくれるという信頼感があるからです。

一方デメリットは、ガス会社では取り替え取扱い風呂釜のバラエティがない点です。くわえて、割引が適用されにくいことも覚えておきましょう。

■風呂釜メーカー
ガス機器メーカーは風呂釜のメーカーでもあります。

大手メーカーでは、全国各都市にショールームをオープン。風呂釜を含めた最新型のガス機器の紹介とその取り替え相談をしています。

風呂釜メーカーに交換を頼むメリットは、ショールームを訪問して最新の機器に触れて使い心地を確かめられることです。こういったことは他の購入先ではできないでしょう。

一方デメリットはその風呂釜メーカーの製品しかお試しや交換の相談ができない点です。くわえて、ガス会社と同じく割引はあまり期待できません。

■リフォーム会社
リフォーム会社ではリフォーム工事のオプションとして風呂釜交換もしてくれます。

風呂釜の交換タイミングで、風呂釜をお風呂場内設置のバランスタイプ釜から屋外設置釜タイプへ変更し、合わせて大浴槽に切り替えるといった改修工事はリフォーム会社が最も得意とするところです。

上述のようなプランをお持ちでしたら、是非リフォーム会社に相談してみましょう。

業者を選び際のポイント

風呂釜は10年以上毎日のように使うものです。末永く安心安全で使い続けるために、信頼できる専門業者への依頼がとても大事です。

以下、業者選びのポイントをいくつか紹介します。

■依頼から交換のスピード感
風呂釜は毎日使うので、故障した時には早急な交換が必須。交換工事への対応が早い近所のガス機器工事店などは臨機応変に対応してくれるでしょう。

■実績がある
施工工事への評価は Web での口コミや施工実績から一目瞭然。地域で評価が高く施工実績の多い会社に依頼しましょう。

■資格者がいること
風呂釜の設置工事には、ガス工事の資格を持ったスペシャリストが必要です。もしも無資格者が施工すると、風呂釜に不具合があって事故が起きても保証を受けられません。

そうした事態を避けるためにも有資格者がいる工事業者を選ぶことが非常に大切です。見積もりの際にきちんと確認してから工事を依頼しましょう。

まとめ

今回は風呂釜の交換の値段・費用相場を紹介してきました。また最後に業者を選ぶ際のポイントも触れ、大まかな「風呂釜交換」のイメージをつかめていただけたのではないでしょうか。

今後、風呂釜の交換を検討している方は、ぜひこの記事内容を参考にすすめてみてください。

かがわ水道職人 0120-492-315

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