水のコラム

トイレ詰まりを自分で直す道具3つ!知っておくべき注意点も

2023年02月24日  トイレ

トイレを流そうとレバーを回したら、いきなり逆流しそうになって困った経験はありませんか?業者に依頼してしまえば楽ですが、自分でも何とかしたいと思うのが本音ではないでしょうか。

トイレの詰まりをスムーズに直す道具はいくつかあります。この記事では、代表的な自分で直す場合に役立つ道具を3つ紹介していきます。

軽いトイレ詰まりは自分でも直せる

軽いレベルのトイレ詰まりだと、すぐに専門業者に頼まなくても自分で解消できるケースもあります。ただし、素人目線ではどんな症状が軽いレベルなのか分からないでしょう。

自分でも直せる軽いレベルの詰まり、またトイレ詰まりを直す3つの道具の使用方法や必ず知っておくべきポイントについて解説します。参考にしてみてください。

以下のトイレ詰まりの場合は、自分でも解消できる場合があります。

便器に紙が残る
水を流して確実に流れたようでも、水が流れた後に便器にトイレットペーパーなどがまだ残っているケースは、トイレ詰まりです。

便器の水が減っている
便器を確かめてみると「普段よりも水が減っている」症状は水位が下がるということです。排水管にトイレットペーパーや汚物がつまっている場合が多いです。

コポコポと異音がする
通常スムーズに流れるはずの水が、滑らかに流れずに「コポコポッ」という異音が聞こえてきた場合、排水路のどこかで詰まっている可能性があります。

トイレ詰まり解消の3つの道具と使用方法

上記で紹介した3つの軽度のトイレ詰まりを直すには以下の3つの道具の中のいずれかが必要となります。

それぞれのトイレ詰まりを直す道具の特性と使い方を説明するので、自分に適した道具を選びましょう。

ラバーカップ(価格:500~1,500円ほど)
ラバーカップは、気軽にトイレ詰まりを直す1番効果的な方法の1つです。

ラバーカップの使い方は以下の通りです。

ラバーカップのカップ部分を排水口にかぶせて、ゆっくりと押し込み一気に引き抜きます。溜めた水が少ないときは、カップが浸るくらいまで水を張ります。

ラバーカップの効力と注意点
ラバーカップは排水口に吸盤のように吸い付き、真空状態にできます。

引き抜く際に引きつけられた水勢で詰まりものを動かし、排水口の詰まりをなくす、1番効果的な手法です。

使い方は簡単ですが、引き抜くときに便器の水が飛散する場合があるので注意してください。

真空式パイプクリーナー(価格:1,500~3,000円ほど)
真空式パイプクリーナーの仕組みはラバーカップと同様です。レバー部分を引けば内側に吸い込み、押すと内側を押し出す。シンプルな仕組みですが、ラバーカップよりも威力があります。

真空式パイプクリーナーの使い方は以下の通りです。

真空式パイプクリーナーはレバー部分を押したり引いたりすることにより、筒内の空気や水を吸い込んだり押し出したりする作りなので、ゴムのカップを排水口に確実に密着させることがポイントです。

トイレが詰まっている時点ではレバーが固く感じられますが、詰まりが直ると軽く感じるでしょう。最後に水ですすぎ流して終了です。

ちなみに、真空式パイプクリーナーのメンテナンスは手軽です。水をはったバケツに先端部を浸けてレバー部分を何回か押し引きするだけで内側の汚れが清潔になるので、あとはきちんと乾燥させて保管します。

真空式パイプクリーナーの効力と注意点
真空式パイプクリーナーは、ラバーカップよりもかなり強力で、効率よく排水口に圧力をかけて詰まり原因を直せます。自宅の軽レベルのトイレ詰まりであれば、真空式パイプクリーナーでおおよそ解決できるでしょう。

使い方も単純で、ホームセンターに行くと購入可能なので便利です。

ワイヤー式パイプクリーナー(価格:1,000~3,000円ほど)
ワイヤー式パイプクリーナーの使い方は以下の通りです。

はじめに、床が水浸しにならないように保護します。ワイヤー式パイプクリーナーの固定ネジをゆるめて、ワイヤー部分をグリップ箇所に通してきちんと固定します。

その状態のまま、ワイヤーを便器の排水口内部へ押し込みましょう。そうすると、ワイヤーの先端の螺旋状のブラシ箇所に詰まりの原因物が突き当たり、それ以上動かなくなります。

その時点で、固定ネジをゆるめてグリップ箇所を回しながら奥側へ移動させましょう。詰まりによる抵抗感がなくなったら、慎重にワイヤーを引き抜き汚れた部分を拭いたあと、水ですすぎ流します。

その後、トイレの詰まりが直ったか確かめて終了です。

ワイヤー式パイプクリーナーの効果と注意点
ワイヤー式パイプクリーナーの特徴は、ラバーカップや真空式パイプクリーナーと異なり、ブラシでダイレクトに詰まり原因を除去できる点です。したがって、軽いレベルのトイレ詰まりの場合、自分でも対処できます。

ただし、引き抜いたワイヤーとブラシ箇所の清掃が必要で、手入れがとても面倒な道具です。そのため、あまりおすすめはできません。

トイレの詰まり原因が軽いレベルのものでなかったとき、やたらにワイヤーで奥深くへと押し込んでしまい、状況が悪化してしまう場合もあるので注意しましょう。

道具でトイレ詰まりを直す際のメリットとデメリット

以下、自分で道具を使い解消するメリットとデメリットについて解説します。道具を使ってトイレの詰まりを解消するメリットは下記の通りです。

・軽いレベルの詰まりは安く解決できる
・同じ現象が起こっても安心
・他人の目を気にする必要がない

道具を一旦購入すれば、同じ現象が起きた場合に、自分でも対処できるようになります。ラバーカップで済めば、数百円ほどで解決できます。これはとても大きなメリットですよね。

トイレの詰まりが起きた場合に専門業者に依頼する際に、トイレ清掃も済んでいない状況で依頼しなくてはいけないこともあるでしょう。よって、はずかしい思いをすることになるかもしれません。

その点、自分でも対応できれば恥ずかしい思いをすることもありません。道具を使ってトイレの詰まりを解消するデメリットは以下の通りです。

・作業中や後片付けの際に不快感がある
・事態が悪化して大きな工事になる
・大元の原因を除去できず繰り返す

トイレの詰まりを直す場合、便器内に道具を差し込んで処置する必要があるので、作業中や後片付けする際にかなり不快感を覚える人も多いでしょう。

道具を購入したのにトイレの詰まりが直せないだけでなく、詰まり原因を排水口の奥深くに押し込んでしまい、便器を取り外す工事に発展してしまうケースもあります。

くわえて、応急処置で詰まりを直せたとしても、へばりついた汚れがしつこい場合は、再び詰まる場合も多いです。したがって、注意が必要です。

道具を使ってもトイレ詰まりが直らない場合

トイレが詰まり水が流れなくなったときに、以上で紹介した道具を使ってみたけれど、結局直らなかった経験をした人もいるかもしれません。

軽いレベルのトイレ詰まりは汚物が排水管に詰まったり、多量に流したトイレットペーパーが原因の場合がほとんどです。

排水管の奥深い位置だったり、へばりつくように汚物とペーパーが詰まっていたケースなど、深刻なケースでは自分で対処するのではなく、トイレ詰まりの修理専門業者に依頼するようにしましょう。

まとめ

この記事では、トイレ詰まりを自分で直す道具3つと知っておくべき注意点についても解説してきました。記事内で紹介したトイレ詰まりの3種類の道具は、かなり便利な詰まり解消道具です。

軽いレベルの詰まりであれば、ぜひ以上の道具を活用してみてください。その際は使用上の注意点を踏まえて対処しましょう。

かがわ水道職人 0120-492-315

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