水のコラム

不要になった油や洗剤を捨てる方法は?正しい捨て方や注意点を解説!

2023年04月21日  キッチン

使用しなくなった洗剤や油を、排水口にそのまま流す行為はやめましょう。つまりや破損の原因となり、配管本体の交換や水漏れ被害などの大きなトラブルに発展してしまうのです。

この記事では、正しい捨て方や注意点を解説していきます。

不要になった油を捨てる正しい方法

油は排水口に流さずに、可燃ごみとして処理することが大切です。油は冷えると固まってしまう厄介な成分です。ここでは油の正しい処理方法を紹介します。

紙パックを使用する
空いた紙パックに新聞紙やキッチンペーパーを敷き詰めておきます。その中に冷えた油を注ぎ、パックの口を粘着テープで止めてから捨ててください。自然発火を起こさないように水を入れることも大切です。

油凝固剤を使う
市販の油凝固剤を使用して、冷え固まってから捨てる方法もおすすめです。使い方はメーカーによって多少異なりますが、温めた油に凝固剤を投入する方法が一般的です。投入したあとは、まんべんなく混ぜながら冷えるのを待ちましょう。

ビニール袋とペーパーで処理
通常あるもので処理したい場合は、ビニール袋とキッチンペーパーがおすすめです。袋の中にペーパーを何枚か敷き詰めておきましょう。その中に流し込み、ペーパーに染み込ませた状態で捨ててください。冷えた油を投入することが重要です。

不要になった洗剤を捨てる正しい方法

洗濯やキッチン洗剤、柔軟剤など好みに合わなかったり、体質に合わなかったりする場合があります。不要になった洗剤も正しい捨て方があるので、代表的なものを紹介していきます。

洗剤も基本的に可燃ごみとして処理する
油と同様基本的には、可燃ごみとして処理していきます。固形のものであれば、そのまま袋に入れて処理をすることが可能です。しかし液体になると、袋が破れてしまった場合に液体が漏れ出してしまいます。

液体を染み込ませるのと同時に、袋を2重にするなどの対策も考えておきましょう。洗剤にはさまざまな種類があります。複数のものを一度に捨てるときは、ビニール袋を小分けにしてから大きなゴミ袋に入れるようにしてください。

新聞や布に染み込ませる
新聞紙や布、ペーパーに染み込ませることが大切です。染み込ませることで、袋が破れても、流れ出すトラブルが回避できます。量が多い場合には、レジ袋やビニール袋のなかに新聞紙などを敷き詰めてください。

その中に、洗剤を流し込み上から布やペーパーをおくことがポイントです。それぞれに染み込んでいくため、安心して可燃ごみとして処理をおこなえます。この方法が、処理をする方法としていちばん安全だといえるでしょう。

少量ならトイレに流す
少量の洗剤であればトイレに流すことも可能ですが、気を付けなければならない点があるため注意してください。また、大量に流すとトラブルの原因になりますので、あくまでも少量で対処してください。

そのほか洗面台やキッチンの排水口に、少量の洗剤を流すことも可能です。それぞれの場所に流す場合は、少しずつ静かに流していくことがポイントです。直接流すのではなく、掃除用として使用してから流すこともおすすめです。

トイレや排水に流す場合の注意点
洗剤をトイレや排水に流す場合は、いくつかの注意点があります。重要なのは水で薄めてから流すことがポイントです。原液のまま流してしまうと、排水管が詰まってしまいトラブルが発生することがあります。

そのほか多くの量を、一度に流さないようにしましょう。洗剤カスとなり詰まらせる原因になってしまうのです。流す時は、水で進めてから小分けにゆっくりと流していくことを意識してください。

塩素系漂白剤を捨てる場合
塩素系漂白剤の漂白剤は、自治体によって可燃ごみとして処理できない場合があります。自治体のゴミカレンダーなどをよく確認しておきましょう。もし可燃ごみで可能であれば、ひとつの袋に入れて処分してください。

酸性成分のものと混ざってしまった場合には、有毒ガスを発生させる場合があります。ひとつの袋に新聞紙などを敷きつめ、塩素系漂白剤を入れて口を縛りましょう。ほかの成分と、混ざらないように捨てることが大切です。

油や洗剤を捨てるときに気を付ける方法は?

油や洗剤を捨てるときに気を付けておきたい項目を確認しておきましょう。

食品から出る油を排水口に捨てない
缶詰のツナやアンチョビなどの油を、排水口にそのまま捨てることは危険です。油分は少量であっても、排水口のなかで冷え固まります。その塊とゴミや石鹸カスなどがからまり、トラブルを引き起こすのです。

食器についた油は拭き取ってから洗う
食事を食べ終えたあとの食器にも、油が残っています。そのまま流すのではなく、いちどペーパーで拭き取ってから洗うように心がけましょう。

混ぜてはいけない洗剤がある
液体には混ぜてはいけないものが存在します。パッケージなどに「混ぜるな危険」と記載されているものは分けて処分しましょう。有毒ガスが発生しないよう、小分けにして捨てることが大切です。

ひとつの袋に入れて良いのは1種類だけ
混ぜると危険な液体だけでなく、ひとつの袋に1種類の液体を入れて処理しましょう。混ざり合うと、臭いや成分も混ざります。複数の洗剤を処理する場合は、ビニール袋を使用することがおすすめです。ひとつの袋に1種類と覚えておきましょう。

油や洗剤をほかの方法で処分するには?

油や洗剤を流したり、可燃ごみとして捨てたりするのではなく、ほかに方法はあるのでしょうか。そこでここからは、違う方法での処分方法をご紹介していきます。それぞれの方法を参考にして、賢く処分していきましょう。

自治体の廃食用油回収を利用する
自治体によっては、廃食用油を回収してくれる地域もあります。住んでいる地域に回収制度があるか調べてみましょう。自治体に問い合わせをすれば、回収しているかを回答して貰えます。いちど調べてみることもおすすめです。

使用しない洗剤は人に譲る
肌に合わないものや香りが好みでなかったものは、人に譲るという選択肢もあります。友人や家族などに聞いてみましょう。もし身内で欲しい人がいない場合は、バザーなどで安く売る方法もあります。

洗剤を普段の掃除に活用する
ほかの場所の掃除に活用する方法もおすすめです。古くなった洗剤も掃除に活用すれば問題はないでしょう。車の掃除や床の拭き掃除、汚れた道具を洗う場合に使用してください。

まとめ

使わなくなった油や洗剤は、直接排水口に流さないでください。つまりや水漏れなどの原因になります。水回りトラブルが酷い状況になれば、業者に依頼して大掛かりな作業になってしまう可能性も考えられます。

トラブルを回避するためには、正しい捨て方を覚えておきましょう。基本的には可燃ごみで処理されることも多いのですが、自治体によって基準が異なります。住んでいる地域の決まりを確認しておきましょう。

また使用しなくなった洗剤は、人に譲ることもおすすめです。いちど使用していても、理由を話してみれば引き取って貰える可能性もあります。また人に譲ることに抵抗がある人は掃除用として活用してください。

かがわ水道職人 0120-492-315

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