水のコラム
トイレのつまりに効く洗剤を紹介!トイレがつまる原因も解説
トイレが詰まった時にどうすればいいか困りますよね。その詰まりはもしかすると家にある洗剤で改善できるかもしれません。
しかし洗剤は汚れが原因の詰まりしか効果がありません。物理的に排水口や排水管に詰まっている場合は難しいので注意しましょう。
詰まった場合、異音や異臭を認めることがあります。異常の早期発見や定期的に掃除をして予防しましょう。今回紹介する洗剤は汚れや詰まりの改善だけでなく、細菌効果が期待できる物もあります。
トイレがつまる原因
トイレの詰まりの原因は4つあります。
・尿石や汚れが溜まって排水できない
・スマートフォンやアクセサリーを落として便器口を塞ぐ
・大量のトイレットペーパーや流せる掃除用品が詰まる
・生理用ナプキンを始めとする吸水作用のある製品が膨らんで排水口を塞ぐ
汚れや物を落としてしまい、排水口や排水管を塞いでしまう要因が多いです。排水できないためトイレの水位が上がり、逆流の可能性もあります。
トイレのつまりを直す方法
詰まった際の改善方法は3つ挙げられます。
・ラバーカップを使用して吸引圧を加える
・薬剤を使用する
・水道業者へ依頼する
詰まった原因によって改善方法が異なるので特定から始めましょう。修理前にトイレの準備もしておくとスムーズです。
・電気プラグ抜いて誤作動や感電を防止する
・止水栓止める
・水位下げておく
・作業しやすいスペースを確保する
上記4つの事前準備をして作業に取り掛かり、詰まりを解消しましょう。
ラバーカップを使う
ラバーカップは別名「すっぽん」と呼ばれています。洋式用と和式用があるので購入の際は注意してください。異物ではなく、紙類を始めとする水に溶ける成分による詰まりに効果的です。
使用方法はカップを排水口に当てて数回押し引きします。カップを覆う水量が必要なため水位が低い場合はあらかじめ足しておきましょう。
押して思い切り引くため水の飛び散りが起きます。おすすめはレジ袋に小さな穴を開けて通し、飛び散りを防ぐ方法です。詰まりが取れると水位が戻るので流して確認しましょう。
ペットボトルを使う
ラバーカップはかさばるので自宅にない方は、ペットボトルでも代用可能です。準備方法はペットボトルの底を切り取るだけです。
実際の使用方法は飲み口に指を入れてラバーカップを使う要領と同じで出し入れを行い、圧抜きをします。詰まりが取れれば終了し、流して確認しましょう。不潔にならないように手袋をつけてからの開始をおすすめします。
パイプクリーナーを使う
パイプクリーナーとは360度全てにブラシがついているワイヤーのことです。溜まっているゴミを取り除き、詰まりを解消してくれます。
リーチも長いので手が汚れる可能性も低いです。掃除用品としても有能なため一家に1つ欲しいですね。
トイレのつまりに効く洗剤
洗剤だけで全てのトイレの詰まりを解消することはできません。洗剤が特に効果を示すのは便や尿石による汚れや詰まりの場合です。
尿石とは人の尿に含まれている尿素やたんぱく質などの成分が便器内で化学反応を起こし、石化したものです。便器内や排水管に尿石が蓄積すると水の流れが悪くなります。
効果的な洗剤とブラシで擦ることで汚れを取り除くことができます。普段のトイレ掃除に使用すると将来的な汚れは無くなるでしょう。トイレ詰まりに効果的な洗剤を紹介していきます。
KINCHO(キンチョー)
キンチョーのサンポールは塩酸の力で黄ばみ、尿石、水垢に効果的です。ノズル式でブラシが届かないフチ裏にかけることもできます。
液体の色がわかりやすい緑色なので使いすぎることもありません。サンポールを2回押し出してブラシで擦るだけで簡単に汚れを落とすことができます。
便器だけでなくタイル掃除も可能です。原液を5〜6倍に薄めると使えるので1個で2つの役割があります。
トイレマジックリン
トイレマジックリンは中性タイプの強力クレンザーが汚れや黄ばみを落とします。中性なので手や衣類についても問題ありません。
液体タイプなためブラシで擦るだけで汚れをとるだけでなく、除菌効果もあります。定期的な掃除洗剤としておすすめです。
デオライトL
デオライトは尿石に特化した洗剤です。塩酸が尿石によって蓄積された汚れ、気になる臭いを溶解して取り除きます。
扱いやすい液体タイプで薬剤が素早く反応するので掃除時間の短縮が可能です。日々の掃除がめんどくさく、早く済ませたい方や店舗や飲食店などのトイレ洗浄の際にも使用できます。
かんたん洗浄丸
かんたん洗浄丸は便器内に入れるだけで除菌が終了する錠剤タイプです。弱酸性〜中性洗浄剤はシュワシュワとすぐに反応します。
雑菌を分解し、除菌してぬめりや臭いをとるだけでなく、尿石や黒ずみ汚れにも効果的です。便器の中に錠剤を入れて30分経過すると洗浄効果、60分で除菌効果が期待できます。ブラシ掃除もしたくない方へおすすめの掃除洗剤です。
トイレのつまりを直せないときが業者に依頼する
尿石や便による詰まりでも頑固すぎて洗剤とブラシでは取りきれないこともあります。他にも固形物の詰まりは洗剤ではどうにもできません。
その場合はプロに頼んで詰まりを解消してもらう方がいいです。金額はかかりますが安心感があります。
業者に依頼したときの相場
水道会社ごとで値段が様々なため、公式ページで確認しましょう。軽度のつまりであればトーラーと呼ばれる専門的な針金で削りとって解消できます。値段は1番安いもので1万円前後です。
ラバーカップでも取れないつまりはローポンプや高圧洗浄機で処理できますが専門的な道具を使うので3〜5万円前後します。
排水管の分解だと専門的な知識や技術が必要なので5万円前後します。値段よりも確実性を取りたい方は業者依頼一択ですね。
実績のある業者を選ぶ
水道会社でも水道局指定工事店より認可をもらっているものと、個人経営のところと種類が様々です。実績や経験がある水道会社はより安心です。
実績は公式ページに記載しているのでぜひチェックしましょう。他にも口コミを見ることをおすすめします。その業者に依頼した方の感想が聞けるので業者選びの参考になります。
可能であれば相見積もりをとりましょう。相見積もりとは1社で契約するのではなく、複数社に修理内容や料金の見積もりを出してもらうことです。比較できるので後悔なく納得した業者選びに繋がります。
洗剤だけではトイレのつまりを直せない
洗剤で取り除ける詰まりは尿石や便による汚れに有効です。物理的に排水口や排水管が詰まっていれば洗剤では対処できません。詰まりは原因を取り除くことが1番の解決策です。
トイレのつまりの予防方法
トイレ詰まりの予防策は3つ挙げられます。1つ目が定期的な掃除です。掃除を定期的に行うことで汚れが溜まることはありません。
2つ目はトイレに不要なものを持っていかないことです。便器内に物を落とすリスクが減ります。落とし物をしないための環境づくりから始めましょう。
3つ目はまとめて流さないことです。1回の排水には限界があります。許容範囲を超えないよう少量ずつ流すことをおすすめします。上記3点を継続的にしていると詰まり予防になるのでぜひ試していきましょう。
まとめ
トイレの詰まりはいつ起きるかわかりません。馴染みある洗剤を使うことで詰まりが解消することもあります。前もって詰まり予防のために洗剤を1つ準備しておくのはいかがでしょうか。
普段の掃除用具として定期的に使用するだけで清潔感だけでなく、除菌、詰まり防止効果が期待できます。
業者へ頼む前に自分でできる詰まりケアを試してみるのはいかがでしょうか。二次被害を防ぐため、無理はしないよう困った時はプロへのサポートも考慮してみてください。