水のコラム

トイレつまり道具のおすすめは?ホームセンターで買えるものや代用品も紹介!

2023年09月07日  トイレのつまり

トイレのつまりを解消する道具は数多く存在し、そのほとんどは量販店などで手軽に購入できます。

しかし、つまりの原因ごとに使い分ける必要があるため、道具の仕組みや構造を理解しておくことが大切です。

そこで今回は、手軽に購入できるおすすめのつまり解消アイテムや、専用の道具なしでもつまりを直せるアイデアなどを紹介していきます。

トイレつまり道具のおすすめは3つ!

まずはホームセンターや通販、100均などで誰でも購入できる道具から、おすすめを3つ選んで紹介します。

ラバーカップ(すっぽん)
最初に紹介するラバーカップは100均などで見かけることもあり、最もポピュラーなつまり解消道具かもしれません。

すっぽんの呼び名が浸透していますが、正式名称は「ラバーカップ」で、他にプランジャーやスポイトと呼ばれることもあります。

ラバーカップは、先端のカップの押し引きによってつまりを吸い出す道具で、1,000円以内で購入可能なものがほとんどです。

主に和式用、洋式用、節水型用の3つの形状があり、使用するトイレのタイプによって使い分ける必要があります。

ラバーカップが使えるのは、トイレットペーパーなどトイレに流して良いとされるものがつまった場合です。

使用時はカップ部分が浸かるくらいに便器内の水量を調整し、排水口に先端を押し当て、押す動作と引く動作を何度も行いましょう。

ラバーカップを上手に使うコツは、ひっぱる方に重点を置くことです。押すときに力を入れすぎると、つまりが奥へ移動することがあるため注意しましょう。

真空式パイプクリーナー
真空式パイプクリーナーは、ラバーカップの吸引力をさらに高めたもので、こちらもトイレに流せるものがつまった場合に使用できます。

価格としては、3,000円以内で購入できるものがほとんどです。

つまりを吸い出す仕組みや使い方はラバーカップとほぼ同じで、カップの反対側についたレバーを押し引きして使用します。

胴体部分が太いものほど吸引力が高いという特徴があるため、購入時は筒の太さを見て選ぶと良いでしょう。

また、ラバーカップよりも便器の周辺に水が跳ねにくいため、水濡れが気になるという方にもおすすめです。

ワイヤーブラシ
ワイヤーブラシはパイプクリーナーとも呼ばれ、金属の太く柔らかいワイヤーで作られた、排水口の掃除アイテムです。

先端には細かい毛のブラシがついており、手元のハンドルやクランクを回して、排水口の奥のつまりや汚れを少しずつ絡め取ります。

先端がブラシではなく、固いバネ状になっているものもあり、こちらはしつこく固まった汚れなどを削り取る用途で使います。

ワイヤーブラシはいろんなつまりに有効ですが、和式トイレのつまりには特におすすめです。

和式トイレは水の溜まるところが広く、ラバーカップを使用してもうまく密閉できないことがあります。このような場合は、ワイヤーブラシでつまりを掻き出す方が良いでしょう。

ワイヤーが長すぎると先端を動かしづらくなるため、扱いやすい5mほどのタイプがおすすめです。

トイレつまり道具がないときは代用品を使おう

当項目では、家庭にあるものを代用してつまりを解消する方法を詳しく紹介していきます。

重曹とクエン酸の混合物+ぬるま湯
重曹とクエン酸は、ともに一般家庭でも広く使われている、掃除に役立つアイテムです。

2つを混ぜ合わせたものにぬるま湯をかけると炭酸ガスが発生しますが、この炭酸ガスの泡を浸透させると、トイレットペーパーなどのつまりがふやけて崩れるため、押し流せる可能性があります。

まずは重曹を1/4カップ、クエン酸を1/2カップ、バケツに入れた45℃前後のぬるま湯を用意しましょう。

便器内の水を可能な限り減らしたら、重曹→クエン酸の順で便器の奥に撒き、便器の半量ほどのぬるま湯を少しずつ注いでいきます。

お湯を注ぎ終えたら、60分間放置しましょう。放置後に水が流れるようになっていれば、つまりが解消されています。

なお、クエン酸はお酢でも代用可能です。重曹とお酢の割合が1:2となるように混ぜれば、同じ手順で使用できます。

ペットボトル
続いては、500mlのペットボトルを使って、ラバーカップのようにつまりを吸引する方法を紹介します。

まずはカッターなどを使用し、ペットボトルの底をまっすぐ切り落としましょう。

ペットボトルのふたは外しておきます。便器内の水が多すぎる場合はあらかじめ汲み出しておくと良いでしょう。

ゴム手袋を装着した手でペットボトルの飲み口を押さえ、切り落とした底の部分を排水口の奥に押し付けます。このときのコツは、ペットボトル内に空気が入らないよう、しっかりと塞ぐことです。

最後に、そのままペットボトルを押し引きする動作を繰り返します。つまりが便器内に吸い出されてきたら成功です。

針金ハンガー
手で曲げられるくらいの柔らかい針金ハンガーがある場合は、加工すればワイヤーブラシのようにつまりを削り取る道具として使用可能です。

まずはペンチなどで針金ハンガーをまっすぐに伸ばし、先端部分に小さな輪を作ります。

このとき、輪ではなくバネ状にねじって加工すると強度が上がり、より固いものを削れるようになるため、できそうなときはやってみましょう。

また、つまらせたものが生理用品やおむつなどであった場合は、先端の形状をフック型にした方が引っかけやすくなります。

加工ができたら、便器の奥にゆっくり差し込んでいきましょう。つまりにぶつかったら先端を細かく動かし、少しずつ汚れを掻き出していきます。

プロが使うトイレつまり道具にはこんなものがある

ここからは、一般家庭に普及しているものではなく、プロも使用している強力な専用道具を紹介していきます。

高圧洗浄機
水圧によって車のホイールや建物の外壁の汚れを落とす道具として、一般家庭にも使われるようになってきた高圧洗浄機ですが、実は排水口のつまりを除去する作業にも使われます。

使用時は、排水口に向かって高圧洗浄機を噴射します。ただし異物を取り出すのではなく、押し出すことしかできない点を踏まえておきましょう。

また、床が水浸しになる可能性もあるため、賃貸物件などでは下の階への水漏れに気をつけて使う必要があります。

水圧によって排水管に負担がかかる場合もあるため、取り扱いに不安があるときは自分で作業せず、プロに依頼しましょう。

トーラー
トーラーは長い金属ワイヤーを回転させ、つまりや汚れを削ぎ落として使用する、ワイヤーブラシの業務用版のようなアイテムです。

電動のものや、ワイヤーの長さが20m近くあるものも存在し、普通の道具では届かないような排水口深部のつまりにも到達できます。

トーラーを使用する場合は、傷が付かないよう便器をごっそり取り外す必要があり、価格も5〜15万円と高額であるため、実質的にはプロ専用の道具と言えるでしょう。

ローポンプ
ローポンプはラバーカップと同様に排水口の中に真空状態を作り出し、つまりを吸引する排水管清掃の専用道具です。

ローポンプの使い方はシンプルで、先端を排水口に押し当て、レバーの押し引きを繰り返すだけで、ほとんど力をかけずにつまりを除去できます。

吸引容量はなんとラバーカップの5倍以上もあり、強力な吸引効果が期待できるでしょう。

価格は1〜3万円と高額ですが、ホームセンターなどでも購入できるので、一般家庭でも使用できます。

しかし、スマホなどの固形物のつまりには適していない点を把握しておきましょう。

まとめ

トイレのつまりを解消する道具は、ホームセンターや通販などで手軽に入手できるものも多くあります。

しかし、それぞれに適した用途や不得手なケースもあるため、特徴や使い方を理解した上で利用することが大切です。

いくつかの手段を試してみてもうまくいかない場合は、つまりが悪化する前に専門業者へ相談しましょう。

水回りのプロに頼めば、一般家庭では手に入らない道具やスキルを駆使して、すぐに解決してくれるはずです。

かがわ水道職人 0120-492-315

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