水のコラム

しつこいお風呂のカビの落とし方|場所別のカビ取り方法とNG行動【水道職人:プロ】

2026年06月05日 (更新日:2026年06月05日)   お風呂


お風呂は一年を通して湿気がこもりやすく、家の中でもとくにカビが生えやすい場所。
一度根を張ったカビは、こすってもなかなか落ちず、放っておくとどんどん広がっていきます。
やっかいなカビを効率よく落とすためには、生えている場所ごとに適した方法で撃退するのがポイントです。
 
この記事では、お風呂で見られるカビの種類について確認しつつ、場所別の効率的な落とし方やカビ取りにおけるNG行動などについてもご紹介しています。

お風呂のカビはざっくり2種類


お風呂に生えるカビは、大きく分けて「赤カビ」と「黒カビ」の2種類。
見た目も厄介さもかなり違うので、まずはこの違いを知っておくと、掃除がかなりラクになります。
 
まず赤カビは、床や壁、シャンプーボトルの底などにできる、赤っぽいピンク色のヌメリです。
これの正体、実は酵母菌の一種で、厳密にはカビではないんです
やっかいなのは繁殖力で、放っておくとあっという間に広がっていきます。
その代わり、根を張らないので比較的あっさり落とせるのが救い
 
一方、本当に手強いのが黒カビです。
ゴムパッキンやタイルの目地などに、黒い点々として現れるタイプ。
シャンプーや石けんカスを栄養に、表面ではなく奥へ奥へと根を張っていきます。
この「根を張る」のが黒カビの厄介なところで、いったん繁殖してしまうと簡単には消えてくれません。

場所別のカビの落とし方


お風呂のカビは、生えている場所によって落とし方のポイントが変わります。
ここでは大きく3つの場所に分けて、効率のいい落とし方について確認していきましょう。

床・壁・天井などの広い面

床や壁の赤カビは、お風呂用洗剤をかけてスポンジで軽く洗えば落ちます。
黒カビが点々と出ている場合は、塩素系のカビ取り剤を吹きかけ、数分置いてからシャワーで洗い流しましょう
 
また見落としがちなのが天井です。
放置しておくと、直接カビが見えなくても上から胞子が降ってくることで、他の場所のカビの発生源になります
天井は洗剤を直接吹きかけると顔などにかかって危険ですので、フローリングワイパーなどにカビ取り剤を含ませたシートを取り付けて塗布すると、安全にお手入れができますのでおすすめです。

ゴムパッキン・目地の頑固な黒カビ

もっとも手強いのが、ドアのゴムパッキンやタイルの目地に根を張った黒カビです。
表面を拭いただけでは、奥に入り込んだカビは落ちません。
 
こういったケースには、密着力のあるジェルタイプのカビ取り剤が最適
さらに塗ったあと上からラップをかぶせて密閉すると、洗剤が流れ落ちず、奥までじっくり浸透してくれます
 
規定の時間(10分ほど)置いてから洗い流すと、黒い点が薄くなっているはずです。
それでも残る場合は、放置時間を少し延ばすなどして繰り返し実施してみてください。

排水口まわり

お風呂の排水口も、ぬめりやカビが溜まりやすい場所です。
フタやヘアキャッチャーを外し、髪の毛やゴミを取り除いてから、古い歯ブラシなどでこすり洗いをしておきましょう。
 
その際、重曹をたっぷりめにふりかけた後にクエン酸を溶かした水をかけてやると、発泡効果によってぬめり汚れが浮いてさらに落としやすくなります
 
また掃除の際、水の流れが悪かったり嫌な臭いが発生したりと、カビ汚れ以外のトラブルに気付いた場合には、こちらの記事もあわせて参考にしてみてください。
 
(関連記事:お風呂の排水溝の流れが悪い!原因と自分でできる解決方法

やりがちなカビ取りのNG行動


よかれと思ってやっていたことが、実は逆にカビを広げてしまったり、効果を半減させてしまっていた……なんてことは実際に少なくありません。
カビ取り作業の前に、避けておきたいNG行動についても押さえておきましょう。

こすって落とそうとする

カビを見つけるとつい力を入れてこすりたくなりますが、これは逆効果
こすっても表面の見えている部分が落ちるだけで根っこの部分は残ってしまううえ、カビの胞子が飛び散ってかえって周りに広げてしまうこともあります
根絶するためには、しっかりと薬剤を使用し、こすらずに浸透させるのが基本です。

濡れたまま塩素系薬剤をかける

水気が残った状態でカビ取り剤を使うと、薬剤が薄まって効き目も落ちてしまいます
黒カビを狙うときは、先にタオルなどで水気を拭き取ってから塗布すると、しっかり効いてくれます。

放置時間が短すぎる・長すぎる

薬剤をかけた後すぐに洗い流してしまうと、奥のカビまで薬剤が届ききりません。
かといって長く置きすぎると、今度はゴムパッキンなどを傷める原因に
製品ごとに決められた放置時間を守るのが、結局はいちばん確実な方法です。

違う薬剤を混ぜる

これは絶対にやってはいけないNG行動です。
塩素系のカビ取り剤と、酸性の洗剤(クエン酸など)が混ざってしまうと、人体に有毒なガスが発生して非常に危険です。
基本的には同じ場所で続けて使うのも避け、別の日に分けて使用するのが安全です。
もちろん薬剤の使用中は、浴室の換気もお忘れなく。

こまめなお手入れで、カビ知らずのお風呂に

お風呂のカビは、場所に合った薬剤と方法を選べば、たいていは自分で落とせます。
こすり洗いなどのNG行動に注意しつつ、正しい手順で落とすのが遠回りのようでいちばんの近道です。
 
そしてどの場所にも共通して言えるのが、掃除のあとにしっかり乾燥させることが、カビを再発させない最大のポイントだということ。
入浴後に換気扇を回して浴室を乾かす習慣をつけておくと、がんばって落としたカビも戻ってきにくくなるはずです。
今日からのひと手間で、清潔で気持ちのいいお風呂を保っていきましょう。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

かがわ水道職人 0120-492-315

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