水のコラム
「すっぽん(ラバーカップ)」の正しい使い方|トイレのつまりを自分で直すコツ【水道職人:プロ】

トイレが急につまってしまったとき、どうしてもパニックになってしまいがちな状況ではありますが、そんなシーンで頼りになるのがすっぽん(ラバーカップ)です。
最近は常備していない家庭も増えていますが、ホームセンターや100円ショップで手軽に手に入り、コツさえつかめば自分でつまりを解消できる心強い道具です。
ただし、やみくもに押し引きするだけでは、なかなか効果が出ないことも。
この記事では、すっぽんの選び方や正しい使い方の手順など、トイレづまりを効果的に解消するコツについてわかりやすくご紹介します。
「すっぽん」を使う前の準備

すっぽん効果的に使用するためには、使う前の事前準備が大切。
あわてて買いに走ったり、便器に突っ込んでしまう前に、道具選びと準備について確認しておきましょう。
トイレに合ったタイプ選び
すっぽんには、トイレの形に合わせていくつか種類があります。
種類によっては排水口にうまく密着せず、効果が出にくくなってしまうため注意が必要です。
- 洋式トイレ用:カップの先がすぼんだような形状になっているタイプ。
- 和式トイレ用:先端に出っ張りなどのない、シンプルなおわん型。
- 節水トイレ対応型:先端部の周囲につばが付いた形状で、節水型の便器など幅広い種類にフィットするよう工夫されたタイプ。
家庭用での購入なら、まずは自宅の便器が洋式・和式などどのタイプなのかを確認してから選ぶようにしましょう。
水位の調整と周りの養生
すっぽんは、カップを押し引きする動作によって水に圧力の変化を起こし、その力でつまりを動かす仕組みになっています。
そのため、カップ部分がしっかりと水に浸かっている状態がベスト。
便器の水が少なすぎるなら、カップが隠れるくらいまでバケツなどで水を足しておきましょう。
逆に水が多すぎてあふれそうなときは、いったん汲み出して量を減らします。
そして忘れてはいけないのが、周りの養生。
すっぽんを使うとどうしても水が跳ねることがあるため、床や壁などにビニールや新聞紙を敷いておくと安心です。
つまりを解消するためとはいえ、トイレの室内が汚水まみれになるのは避けたいものですよね。
できるだけ被害が広がらないようあらかじめ備えておきましょう。
「すっぽん」の正しい使い方

すっぽんは力任せに便器に突っ込むのではなく、次のような手順を意識すると、つまりが解消しやすくなりますので参考にしてみてください。
- すっぽんのカップを、便器の排水口にぴったり押し当てる
- カップが水に浸かった状態で、ゆっくりと押し込む
- 排水口に密着させたまま、今度は少し勢いをつけて引き抜く
- 水の流れを確認しながら、何度か繰り返す
- つまりが取れたら、水を流して正常に流れるかを確認する
ここで大切なポイントは、「押すとき」より「引くとき」に、より力を入れること。
すっぽんは押し込む動作で直すイメージを持たれがちですが、実際につまりを動かしやすいのは、引くときの吸引力の方なんです。
押すときはゆっくり、引くときは勢いをつける。
このメリハリを少し意識するだけで、効果がかなり変わってきます。
また、カップと排水口のあいだに隙間があると、圧力が逃げてうまく効いてくれません。
カップ全体がしっかり水に浸かった状態で、排水口に密着しているかを確認しながら作業してみてください。
「すっぽん」で対処できないケース

すっぽんはトイレのつまりを解消するための道具ですが、なかには対処できないケースも存在します。
とくに気をつけたいのが、おもちゃやスマートフォン、掃除用品といった固形物を落としてしまった場合。
こうした水に溶けない異物が原因のときに、すっぽんを使うのは避けてください。
圧力で異物を動かそうとすると、かえって排水管の奥へと押し込んでしまい、取り出すのがより困難になったり状況が悪化してしまうことがあります。
また、すっぽんを何度試してもつまりが解消しない場合は、排水管の奥に深刻なつまりが起きている可能性が考えられます。
そのまま無理に作業を続けると、便器や配管を傷めてしまったり、汚水が逆流するなどより大変な状況におちいってしまうことも……。
少しでも不安を感じた場合は、無理をせず専門の業者に相談していただくのが安心です。
また、つまりを解消する方法はすっぽん以外にもいくつか存在します。
トイレのつまりを自力で直す方法について、より詳しい内容が知りたい方は、こちらの記事もあわせて参考にしてみてください。
(関連記事:トイレ詰まりを自分で直す道具3つ!知っておくべき注意点も)
トイレのつまりで少しでも不安を感じたら「かがわ水道職人」まで
すっぽんはコツさえ押さえれば、家庭のトイレのつまりを解消できる頼もしい道具です。
カップをしっかりと排水口に密着させ、押すときはゆっくり、引くときは一気に。
このポイントを意識するだけでもかなり効果は変わってくるはずです。
そして使い終わったあとは、すっぽんをしっかり洗って乾かしておきましょう。
汚水には雑菌も多く、そのままにすると悪臭など別のトラブルの原因になりかねません。
また注意していただきたいのは、固形物が原因のときや、何度試しても流れが戻らないときです。
無理をすると状況を悪化させてしまうことが多いため、そんなときはぜひ私たち「かがわ水道職人」を頼ってください。
トイレのつまりや水漏れだけでなく、水まわりのトラブルに幅広く対応しています。
お見積りは無料で実施しておりますので、自分で対処しきれないと感じたら、被害が広がってしまう前にお気軽にご相談ください。
※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。













