水のコラム
香川県での渇水への備え|給水制限時に家庭でできる節水と断水対策【水道職人:プロ】

香川県は、昔から水不足と隣り合わせの土地。
雨が少なく大きな川もないため、しばらく雨が続かないだけで、ダムの貯水率はみるみる下がっていきます。
取水制限や給水制限がかかるのも、そう珍しいことではありません。
そんな給水制限も、始まってから慌てるのと、あらかじめ備えておくのとでは、暮らしへの響き方がまるで違います。
ふだんからちょっと意識しておくだけで、水が使いにくい数日も、落ち着いて乗り切れるものです。
そこでこの記事では、給水制限のときに家庭でできる節水の工夫から、断水に備えた水の確保や断水が明けたあとに気をつけたいことなどについて紹介します。
香川県で給水制限が起こるしくみ

香川県で水不足が起きやすいのには、はっきりした理由があります。
県内には大きな川が少なく、年間の雨量も全国の平均を下回りがち。
水をためておける余裕がそもそも小さいため、雨の降らない時期が続くと、水源のダムはあっという間に心もとなくなってしまいます。
その中心にあるのが、吉野川から水を引く早明浦(さめうら)ダム。
高知県を流れる吉野川の上流にあるダムで、ここにためられた水が、香川用水を通じて香川県まで引かれてきます。
つまり香川は、県外の水源に大きく頼っているわけですね。
そのため早明浦ダムの貯水率が下がると、まず農業用水などの取水が制限され、それでも回復しなければ、家庭の水道にも給水制限がかけられます。
制限が進むと、時間帯を区切った断水や、水圧を下げての給水が行われることも。
香川県がどのようにここまで水不足と向き合ってきたのか、その歴史やしくみを詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご一読ください。
(関連記事:香川県は水不足?ダムと用水路で支える節水型の街づくり)
給水制限中に家庭でできる節水

給水制限が始まったら、限られた水をいかに無駄なく使うかが鍵。
ただむずかしいことをする必要はなく、ふだんの使い方を少し見直すだけでも、使う水の量はかなり減らせるでしょう。
まず家庭で使う水の多くを占めるのが、お風呂。
シャワーは出しっぱなしにせず、体や髪を洗っている間はこまめに止める。
たったそれだけでも、かなりの節水になります。
また浴槽にためたお湯は、最後に洗濯や掃除など他の用途に使うことでより効率的な使い方もできます。
トイレも、家庭のなかでは水をよく使う場所の一つ。
大小のレバーを使い分けるだけでも、日々の積み重ねで意外と差が出ますし、お風呂の残り湯をバケツにくんで流すのも、給水制限中には有効な手でしょう。
トイレの節水方法については他にもいろいろな工夫がありますので、関心のある方は以下の記事もあわせて参考にしてみてください。
(関連記事:トイレの水を節水したい!家庭で役立つアイディア7つを紹介)
続いてキッチンでの節水について。
キッチンでも基本は水を流しっぱなしにしないのが鉄則です。
洗い物の際も、できるだけため洗いにして最後にまとめてすすぐようにしたり、しつこい油汚れなどは事前にキッチンペーパーで拭き取っておくなどの対応で、流す水の量をかなりおさえることができます。
断水への備えと、断水が明けたあとの注意

前述のとおり、給水制限が進むと、時間帯を区切った断水が行われることもあります。
水が使えない時間に困らないためにも、前もっての備えは肝心です。
断水前に用意しておきたいもの
まず欠かせないのが、飲み水の確保。
国は、災害への備えとして、1人1日3リットルを目安に3日分程度の保管をすすめています。
- 飲み水:ペットボトルで買いおきするほか、清潔な容器に水道水をくんでおく。くみおいた水は、直射日光を避けて涼しい場所に置けば数日は持つ
- 生活用水:お風呂に張っておけば、トイレを流したり手を洗ったりに使える。バケツやポリタンクにくんでおくのも有用
飲み水と生活用水、この2つを分けて確保しておくのがポイント。
用途を分けて準備しておけば、いざ断水しても慌てずにすみます。
断水が明けたあとの注意点
水が復旧したあとにも、気をつけたいことがあります。
復旧した直後の水は、水道管にたまっていた空気やサビにより濁って出てくることも。
すぐには使わずしばらく蛇口を開け放し、澄んだ水が確認できるまで様子を見るのが安心です。
濁ったままの水は絶対に口に入れず、使用するのであれば掃除や別の用途にまわしましょう。
また見落としがちなのが給湯器。
水が出ない状態でお湯のスイッチを入れると、故障につながりかねません。
断水のあいだは運転を止めておき、水がきちんと出るのを確かめてからお湯を使用する。
この順序を忘れないようにしてください。
香川県の渇水は日頃の備えで乗り切る
香川県の渇水や給水制限は、この土地に暮らすかぎり避けては通れないものです。
ただ、水源の事情は変えられなくても、家庭でできることは意外とたくさんあります。
ふだんから節水を心がけ、いざというときのために水をある程度備えておく。
その小さな積み重ねが、給水制限など不安な期間の安心につながります。
また繰り返しになりますが、気をつけたいのは断水明け。
しばらく水を流しても濁りが取れない、給湯器の調子がおかしい、水の出が戻らないといったときは、水道管や設備に不具合が起きている可能性もあります。
「かがわ水道職人」では、こうした水まわりのトラブルに幅広く対応しています。
お見積もりは無料で実施しておりますので、断水のあとだけに限らず気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。













