お風呂からの水漏れ！対処方法は？

水のコラム

2021年09月10日お風呂の水漏れ

浴室の蛇口からポタポタと水が漏れている経験をしたことはありませんか？
お風呂に入っているときであれば気付く浴室の水漏れですが、一度浴室から出てしまうと水漏れが発生していることに気付くことは少ないです。

そんな厄介な浴室の水漏れについてご紹介していきます。
今後の参考になればと思います。

水漏れが発覚したら

・水が勢いよく出ている場合
水が勢いよく漏れている場合はまず元栓や止水栓を閉めましょう。
元栓は家全体の給水を止められ、屋外の水道メーター付近に取り付けられていることが多いです。

マンションやアパートなどの集合住宅の場合は玄関のすぐ近くに設置されていることが一般的ですが、稀に一箇所に集まっていることもあるので事前に確認しておくことが大切です。
止水栓はそれぞれの水回り付近に設置されています。
水漏れが発覚したらまずはこの二つのどちらかを閉め、無駄な水の消費を抑えましょう。

・シャワーからのポタポタとした水漏れ
カランやシャワーからのポタポタとした水漏れの場合は元栓や止水栓は閉めずに湯船やバケツなどに溜めて様子をみてみましょう。

シャワーヘッドに残っている水が少しずつ出てきている可能性があります。
この場合は水漏れではないため、しばらくするとポタポタと垂れる水はおさまってくるでしょう。

何で水漏れするの？発生原因と対処方法

なぜ水漏れが発生するのでしょうか。
その原因は部品の劣化や破損によることが考えられます。
開閉ハンドルに備わっているパッキンが劣化することでゴムが固くなりヒビ割れを起こし、その隙間から水が漏れ出してしまうのです。

シャワーホースにも接続部分にはゴム製のパッキンが用いられており、このパッキンが劣化しヒビが入ると開閉ハンドル同様に水が漏れます。

ほかにもハンドルを回しても空回りして水が止まらない場合は、ハンドル部のスピンドルのネジが摩擦により削れてなくなってしまっているからです。
こういった蛇口付近の部品の劣化や破損は水漏れにつながるので定期的に点検やメンテナンスが必要になってきます。

また部品の交換は専門の水道業者に依頼するのが一般的ですが、ホームセンターやインターネットでも気軽に替えの部品を購入できるので自分でできそうな場合はDIYでも問題ないでしょう。

しかし自力で直そうとして他の部分を破損させてしまう恐れや、作業が終わっても水漏れが直っていない場合も考えられます。
プロの業者は水漏れを直すだけでなく、なぜ水漏れをしたのか原因を追究し作業後もアフターフォローしてくれる業者も多いです。
また他の損傷部分の早期発見にもつながるので専門の業者に依頼することを強くおすすめします。

水漏れの修理交換費用の相場は？

業者に依頼する際、一番気になるのが修理交換の費用です。
一般的に水漏れ修理は3,000～30,000円程度になります。

蛇口の部品交換は7,000～30,000円程を目安にしましょう。
状況や水漏れの度合いによっても費用は変わってくるのであくまでも目安として考えてください。

各業者の費用はホームページや電話で確認できるので依頼する前に調べておきましょう。
また一つの業者だけでなく、数社から見積もりをとるとより安心して作業を依頼できます。

水漏れを放置したら

お風呂場の水漏れを放置するとどうなるのでしょうか。
浴室だからといって水漏れを甘くみていると大変なことになります。

・水道代がかさむ
水漏れをそのまま放置していると当たり前ですが水が出っぱなしの状態です。
水道代が膨れ上がり、度合いや状況にもよりますがかなりの金額になってしまうことが予想できます。

・カビや菌の繁殖
常に水のある状態なので湿度が上がったままになります。
カビや細菌は湿度の高い場所を好み繁殖を続けます。
あっという間に浴室はカビや菌の温床になるでしょう。

小さいお子さんやアレルギー持ちの方の場合、カビは人体に悪影響を及ぼします。
人体への影響も考えて早めに対処することをおすすめします。

・床下への浸水
浴室の床にはシリコンやコーティング剤などを使用し水から守っていますが経年劣化により補充力が弱まっていることがあります。

床下まで浸水してしまうとシロアリやカビが発生することはもちろん、マンションやアパートなど集合住宅の場合、階下への影響も考えられます。
シロアリ駆除や階下の多額の修理費用を考えると水漏れが発生したらすぐに対処するのが無難です。