水のコラム

給湯器から漏水する原因とは?放置するリスクや対処法を解説

2026年09月28日 (更新日:2026年10月01日)   給湯器のトラブル

給湯器からの水漏れは、本体内部の部品や給水・給湯配管の劣化、凍結、施工時の接続不良などが原因として考えられます。しかし、水抜き栓やドレン配管から出る水には、機器を保護するための正常な排水も含まれるため、水が出ている場所と時間を確認しましょう。水漏れは放置すると、機器の故障や水道料金の増加、集合住宅では階下への被害につながるおそれがあります。

本記事では、給湯器から水漏れする原因、放置するリスク、発生時の対処法、修理と交換の判断基準について解説します。

給湯器が漏水する原因

給湯器から水漏れが生じる場所や発生する時間によって、考えられる原因は異なります。以下では、給湯器から水漏れが起こる主な原因を、発生箇所や水の出方などの状態ごとに詳しく解説します。

経年劣化

給湯器を長期間使用すると、内部のパッキンや熱交換器、配管、接続部などが劣化し、水漏れが起こる場合があります。また、外側から見える配管に異常がなくても、機器内部の腐食や部品の変形が水漏れの原因になることもあるでしょう。

さらに、設置から年数が経過している給湯器では、複数の部品が同時期に劣化し、複数箇所から水漏れが生じる場合もあります。

配管の凍結

外気温が低下すると、給湯器本体や給水・給湯配管の内部に残った水が凍結して膨張し、配管や接続部を破損させる場合があります。特に気温が上がって凍結が解消したあとに、破損した配管の亀裂から急に水漏れが発生することもあるでしょう。

施工時の取り付けミス

給湯器の設置時にナットの締め付けが不足している、パッキンの位置がずれている、配管へ無理な力がかかっているなどの状態では、接続部から水漏れが発生する場合があります。

また、設置直後から水漏れしている場合は、経年劣化ではなく、設置工事時の取り付けや接続に不具合が生じていることが原因として考えられるでしょう。さらに、配管の接続部に使用するシール材が適切に施工されていない場合も、隙間が生じて水漏れにつながります。

水抜き栓からの排水

ガス給湯器の水抜き栓には、機器内部の圧力が高くなった際に水滴を排出する過圧防止安全装置の役割を備えた製品があります。そのため、給湯器を使用したあとに少量の水滴が落ちる際は、故障による水漏れではなく正常な排水の場合があります。

一方で、給湯器を使用していない間も水が流れつづける場合や、排水量が急に増えた場合は、水抜き栓や関連する部品の不具合が原因として考えられるでしょう。

圧力弁の故障

電気給湯器や貯湯式の給湯設備には、タンク内の圧力を調整して機器を保護するための逃し弁が設けられています。

なお、沸き上げ中は水が膨張するため、排水口から水が出ることがありますが、これは正常な排水です。一方で、運転していない時間も大量の水が流れる場合は、逃し弁への異物の挟まりや弁自体の劣化などが原因として考えられます。

排水管の詰まりによる逆流

給湯器のドレン配管や排水設備につまりがあると、排出される水が流れにくくなり、接続部や排水口から逆流する場合があります。特に、エコジョーズでは燃焼時に発生するドレン水を配管から排出するため、ドレン配管のつまりが排水不良や逆流につながるのです。

さらに、配管内に汚れや異物が蓄積すると排水経路が狭くなり、ドレン水が正常に流れにくくなることもあります。

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給湯器の漏水を放置するリスク

給湯器の水漏れを放置した場合、機器だけでなく人体や建物、水道料金にも影響が広がり、複数のトラブルになりかねません。以下では、給湯器の水漏れを放置した場合に生じる主なリスクについて、詳しく解説します。

一酸化炭素中毒につながる

ガス給湯器の内部で水漏れが起こり、燃焼部や排気経路に水がかかると、正常な燃焼を妨げて不完全燃焼につながるおそれがあります。不完全燃焼によって一酸化炭素が発生すると、吸い込んだ量によっては頭痛や吐き気、意識障害などを引き起こす危険があります。

もし、ガス臭や焦げたニオイがする場合や、炎や排気の状態が普段と異なる場合は、給湯器の使用を中止してください。

階下に水漏れする

マンションやアパートのベランダ、パイプスペース、室内に設置された給湯器から水が広がると、階下の天井や壁、家財まで被害が及ぶ場合があります。

また、漏れた水が配管や建物内部を伝い、給湯器から離れた場所の天井や壁にまで被害が広がるでしょう。水漏れが長時間続けば、建材の腐食やカビの発生など、建物そのものの劣化につながります。

水道代が高くなる

給水配管や給湯器内部から水が流れつづけると、給湯器を使用していない間も水道メーターが進み、水道料金が増える場合があります。水漏れの量が少なくても、長期間にわたって水が流れ続ければ、気づかないうちに水道料金の負担が大きくなる可能性も考えられます。

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給湯器が漏水した際の対処法

給湯器から水が漏れている場合は、ガス給湯器と電気給湯器で停止方法や安全上の注意が異なります。まずは、型式や取扱説明書に沿って対処の流れを確認することが肝心です。

以下では、給湯器が漏水した際に確認する項目と、ガス・電気それぞれの安全な操作方法を順に詳しく解説します。

水道メーターを確認する

最初に住宅内の蛇口やトイレ、洗濯機など、水を使用する設備をすべて止めたうえで、水道メーターのパイロットが動いているか確認します。

すべての設備を止めてもパイロットが動いている場合は、住宅内のどこかで水漏れが起きている可能性があります。また、給湯器から実際に水が漏れている場合は、給湯器本体や接続されている配管からの水漏れも疑われるでしょう。

エラーコードを確認する

給湯器のリモコンにエラーコードが表示されている場合は、数字や点滅状態を写真に残し、表示内容を記録します。エラーコードは、燃焼や給水、凍結、電気部品など、どの系統に不具合があるかを確認する手掛かりになります。

一方で、同じ番号でもメーカーや機種によって意味が異なり、インターネット上の一般的な情報だけでは正確に判断できません。そのため、取扱説明書やメーカーの公式ホームページで表示内容を確認してみてください。

給湯器の電源を切る

ガス給湯器の場合は、リモコンの運転を停止し、電源プラグへ水がかかっていない状態を確認してから、取扱説明書に沿って電源を切ります。その際に、電源プラグやコンセントに水が付着している場合は、感電のおそれがあるため触れないように注意してください。また、電気給湯器やエコキュートは、リモコンで運転を停止したあと、必要に応じて専用ブレーカーを切ります。

ただし、機種ごとに操作方法が異なるため、取扱説明書やメーカーが示す手順を確認し、その内容を優先することが肝心です。

水漏れ箇所を確認する

水漏れ箇所は、給湯器本体、給水・給湯配管、追い焚き配管、水抜き栓、ドレン配管のどこから水が漏れているか、機器の外側から確認します。しかし、水が高温の場合もあるため、漏れている水や本体の外装や電気配線、ガス配管には触れないようにしましょう。

一方で、本体から水が出ている場合は、内部部品の修理が必要になる可能性があります。配管の接続部から漏れている場合も、自身でナットを締めるのは避け、施工店や水道修理業者へ連絡してください。

ガス栓を閉める

ガス給湯器の本体内部から水が漏れている場合や、異臭・異音が発生している場合は、機器の使用を中止してガス栓を閉めます。

なお、ガス栓の位置や閉め方が分からない時は、給湯器の取扱説明書を確認しましょう。ただし、ガス臭がする場合は火気を使用せず、換気扇や照明などの電気スイッチにも触れないでください。窓や戸を手動で開けて換気し、ガス栓やメーターガス栓を閉めたうえで、速やかにガス会社へ連絡します。

止水栓を閉める

給湯器へ水を送る止水栓の位置は機種や設置方法によって異なるため、まずは取扱説明書で設置場所と操作方法を確認します。

つぎに、止水栓を時計回りにゆっくり閉め、給湯器へ流れ込む水を止めます。もし、止水栓が固着して動かない場合は、工具で無理に力を加えて回さず、住宅全体の水道元栓を閉めてください。

マンションで漏水した際の対処法

マンションで給湯器から水漏れしている場合は、機器の使用を止め、被害の状況を確認したうえで管理会社や大家へ速やかに連絡します。ベランダやパイプスペース、室内の床まで水が広がると、階下や共用部分まで被害が及び、建物内の被害が広がる場合があります。

そのため、止水栓やガス栓を安全に操作できる場合は閉め、床に広がった水を雑巾や吸水シートで拭き取りましょう。もし、電気設備へ水がかかっている場合は、手に水が付着した状態で設備やスイッチに触れず、管理会社や大家の指示に従ってください。

給湯器の漏水の連絡先

給湯器の水漏れを連絡する相手は、住宅の所有形態や水漏れしている箇所によって異なります。以下では、賃貸住宅と持ち家に分けて、給湯器から水漏れした場合の主な連絡先と、連絡する際に確認する内容を詳しく紹介します。

賃貸の場合

賃貸住宅では、給湯器が貸主の設備に含まれる場合が多いため、まずは管理会社や大家へ連絡します。また、物件ごとに指定のメーカー窓口や施工店が決まっているケースもあるため、メーカーなどの連絡先を確認しておきましょう。また、借主が無断で修理を手配すると、費用負担を巡る問題につながりかねません。

さらに、水漏れが床や階下へ広がっている場合は緊急性を伝え、所有物への被害は写真に残しておくと安心です。

持ち家の場合

持ち家では、給湯器本体に不具合がある場合、メーカーや製品の購入店、設置工事を行った施工店が主な連絡先になります。給水・給湯配管や止水栓から水が漏れている場合は、水道修理業者へ点検を依頼しましょう。

一方で、ガス臭や燃焼の異常がある場合は、契約しているガス会社へ連絡します。さらに、電気給湯器では、型式を確認できる保証書と工事記録を用意しておくとよいでしょう。

漏水した給湯器を修理・交換する判断基準

給湯器の修理と交換は、使用年数や故障箇所、修理部品の供給状況、施工保証などを踏まえて検討しましょう。以下では、メーカーや施工店の点検結果とお見積もりも確認しながら、漏水した給湯器を修理・交換する判断基準を詳しく解説します。

使用年数が10年未満

使用開始から10年未満で、パッキンや接続部など特定の部品だけに不具合がある場合は、修理を検討します。メーカー保証や販売店の延長保証が残っていれば、保証対象になるか確認してみてください。一方で、凍結や外部からの衝撃、誤った使用は保証対象外になる場合があります。

その場合は、保証書の条件を確認したうえで、修理費と交換費を比較し、修理を選ぶか給湯器本体を交換するかを判断します。

施工不良が原因

設置直後から接続部で水漏れしている場合や、配管に不自然な力がかかっている場合は、施工時の取り付けや接続に不具合が生じている可能性があります。

このような場合は給湯器本体の故障とは限らないため、設置工事を行った販売店や施工店へ連絡し、施工箇所を点検してもらいましょう。また、保証の適用条件や対象となる作業範囲も確認し、点検結果に応じて必要な修理を依頼してください。

使用年数が10年以上

使用開始から10年以上が経過している給湯器では、複数の部品が劣化し、一度修理しても別の箇所で不具合が起こるおそれがあります。故障箇所だけを修理するのではなく、今後の使用期間や給湯器全体の状態を踏まえて、本体の交換も検討するとよいでしょう。

また、製造終了から年数が経過している給湯器は、部品の供給が終了している場合があります。そのため、メーカーへ修理できるかどうかを確認し、修理費用や今後の使用期間を踏まえて、修理と交換のどちらが適しているか判断してみてください。

内部配管が凍結している

内部配管が凍結している時は、無理に給湯器を使用せず、自然に解凍するまで待ちましょう。また、凍結防止機能を備えた機種では、電源プラグを抜かないよう案内されている場合があるため、取扱説明書に記載された手順を優先します。解凍後に配管や給湯器本体から水が漏れている場合は、凍結によって配管や熱交換器が破損しているおそれがあります。

その場合は止水したうえでメーカーや施工店へ点検を依頼し、修理が難しい場合は給湯器本体の交換を検討しましょう。

給湯器の漏水修理を業者に依頼した場合の作業費

給湯器の水漏れ修理は、パッキンや接続部の補修、給水・給湯配管の一部補修、機器内部の部品修理、本体交換など、原因によって作業範囲が異なります。また、給湯器本体の故障箇所によっては、メーカーによる修理が必要になることもあるでしょう。

かがわ水道職人では、漏水調査の作業料金は8,800円~、給水・給湯配管の一部補修は22,000円~を目安に記載しています(令和8年8月時点)。このほか、出張料金として1回3,300円、修理内容によっては材料代が加算される場合があります。

なお、実際の作業費は水漏れ箇所や配管の状態、設置環境、必要な部品によって変動するため、掲載料金だけでは最終的な金額を判断できません。最終的な金額は、現地確認後のお見積もりで確定します。

詳しい作業料金は、こちらのページをご確認ください。

業者を選ぶ際に確認しておきたいポイント

給湯器の水漏れを水道修理業者へ依頼する際は、どのような点を事前に確認すればよいか迷う方もいるでしょう。ここでは、給湯器の水漏れに対応する水道修理業者を選ぶ際に、確認しておきたいポイントを詳しく解説します。

水道局指定工事店の有無

水道局指定工事店とは、水道事業者から指定を受けた指定給水装置工事事業者を指します。給水管や止水栓などの修理を依頼する際は、対応地域で指定を受けているか確認してみてください。

また、給湯器周りの配管修理に対応しているかも確認が必要です。さらに、給湯器本体の内部修理はメーカー対応となる場合があります。

口コミ・評判

公式ホームページに掲載された利用者の声や外部の口コミサービスは、電話対応や説明、作業の様子を確認する参考になります。

また、評価の点数だけでなく、投稿内容と時期まで見ると、実際の対応を判断する材料が増えます。ただし、口コミだけで依頼先を決めず、会社の所在地、料金体系、施工実績、作業前のお見積もりも合わせて確認しましょう。そのうえで、給湯器や配管の似た症状に関する投稿があるかも確認してみてください。

アフターサービスの有無

修理後に同じ箇所から再び水が出た場合に備え、連絡先や保証の有無、保証対象となる作業と期間を確認します。また、保証が付く場合は、どの作業にどの期間まで適用されるのかをお見積もりや説明内容と照らして確かめておきましょう。

一方で、給湯器本体のメーカー保証と配管工事の施工保証が分かれている場合もあります。そのため、機器本体と配管工事のどちらに関する保証なのかを特定し、修理後の問い合わせ先も確認してみてください。

給湯器の漏水にお困りならかがわ水道職人へ

給湯器の水漏れは、部品や配管の経年劣化、凍結、施工時の接続不良などで発生する一方、水抜き栓やドレン配管から出る水には正常な排水も含まれます。もし、異臭やエラーコードがある場合や、本体内部から水が流れている場合は給湯器の使用を止め、機器本体はメーカーや施工店、給水・給湯配管は水道修理業者に点検を依頼しましょう。

かがわ水道職人は、香川県内で給湯器周りの給水管、給湯管、止水栓など水回りのトラブルに対応可能です。365日24時間、いつでもお問い合わせを受け付けております。給湯器周りの水漏れが止まらない場合や、ご自身で原因を判断できない時は、当社へお問い合わせください。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

かがわ水道職人 0120-492-315

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